書と現代アートのはざま~佐藤ムツ子展に想う (SOGEN blogバックナンバー/ 2008.3.12 投稿 140)

 
 
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長岡市のギャラリー・mu-anで開催中の「佐藤ムツ子展」を見る。
初めて触れた、佐藤ムツ子ワールド。
溢れ出してやまないイメージと形状・・・
ハートを惹き付け包み込むかのような作品の数々・・・
平面(版画)・立体・インスタレーション・・・
一人の作家がここまで多彩な表現をしながら、どの作品一つとっても
高い芸術性が感じられる。これは驚きだ。
 

こうした現代アート作品に触れて思うのは、書が迂闊に現代アートの分野に
立ち入ろうとしても、ハジキ飛ばされるだろうということ。
ありきたりの書道作品ではつまらない。
かといって、下手に書にデザインや現代アートの要素を取り込もうとすると、
書芸術本来のパワーが弱まるところがある。
だが、書が伝統文化を超え、現代の芸術を標榜するのであれば、
そこに挑んでいかなくてはならない。
頭で考えるのではなく、魂そのものでぶつかっていく。
現代芸術としての書の新たな可能性は、その飽くなき挑戦の中からこそ
生まれてくるように思う。

 

 

 

 

書芸家SOGEN / 平野壮弦

 
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