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西洋カリグラフィーと書芸


英語のカリグラフィー(Calligraphy)は、西洋や中東などにおける、ペンまたはそれに類する道具を用いて文字を装飾的に美しく見せるための技法を表します。
カリグラフィーで表されるものはアルファベットだけでなく、イスラム圏でのアラビア書道やインドにおける様々な文字表現の中にも見られます。 



西洋カリグラフィーは、近年、日本でも人気が高まり、カルチャースクールで学ぶ人の数も増え、結婚式のウェルカムボードやメッセージカードといったところでよく見かけるようになっています。
MACパソコンの創設者であるスティーブ・ジョブズが大学を中退しながらも西洋カリグラフィーの実習講座に通いつめ、それがのちのMACの美しいフォントデザインの誕生につながった、という話は有名です。機能性が重視されるパソコン業界において、手書きのカリグラフィーの実習体験が生かされた、というのは、実に興味深い話です。

「字を美しく見せるための書法」という点では、東洋の書道と通じる部分がある一方で、厳密な規範に基づいてデザイン性の高い文字を筆記していく西洋カリグラフィーは、より複雑な動きをする毛筆により、即興的に書き表される日本・アジアの書道とは、異なる特質を持つものと言えます。

アルファベットによる伝統的なカリグラフィーの例

 

  

 

 

 

アラビア書道の例   インドの書道の例     ギヨーム・アポリネール作

  File source: http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Odia_calligraphy_esabada_Odia_magazine_eodissa.jpg  



筆記の歴史と余白

昔は記録媒体としての羊皮紙が高価であったため、より多くの文字を紙に詰め込みつつ、より美しい表現を試みた結果、カリグラフィーが生まれたといわれます。
だとすれば、余白を重んじる現代の書道は、贅沢なあそび、と言えるのかもしれません。近現代のカリグラフィーにはあそびが加わり、ギヨーム・アポリネール(イタリアの詩人・小説家1880~1918)のカリグラフィーなどにも、詩人らしいあそび心が感じられます。

文字を記録するために生まれたという点において、カリグラフィーと書道は同じです。
書道作品は、たとえ読めなくても、また文字を書かない抽象表現であったとしても、文字や言葉を記録するという歴史的行為が、その表現の根底にはあると言えるでしょう。


 

「カリグラフィー」VS.「書道」・言葉の問題

日本語で「カリグラフィー」と言う場合は、上記のようなペン書によるアルファベット書体を表す一方、毛筆を用いる書道も表します。「書道」というと伝統的な感じがするため、あえてカタカナの「カリグラフィー」という言葉を使うことで現代性を感じさせたい、といった意図も、そこにあるように思います。デザイン書道を「デザインカリグラフィー」、商業書道を「コマーシャル・カリグラフィー」と言ったりするのもそうです。

「書道」を英訳すると、‘Japanese calligraphy` になりますが、筆線による抽象作品などは、‘brush art` と言ったほうがしっくりくるかもしれません。
対して「書芸」には適当な英訳が見当たらないのですが、英訳するとしたら‘Calligraphy Art` ということになるかと思います。

 

SOGEN コマーシャル・カリグラフィー作品例

 

     

『響』/ 長岡リリックホール・ガイド  筆線アート>マランツ・カタログ表紙  

 

 

 

 

書家のデザインカリグラフィー