
先にご紹介させていただいた松山の御菓子屋・六時屋さんから、
店内に飾る家訓の書もご所望いただき、書かせていただきました。
『 針はまっすぐ正直に 』
最初、何で「六時屋」さん?と思ったのですが、
この社名は、六時をさしている時計の針のように、いつもまっすぐ
正直な気持ちで商いをしていきたいという願いからつけられたもので、
『針はまっすぐ正直に』は、その想いを表した創業以来の会社の理念
とのことでした。
その想いを受けて書き表すべく、数十枚枚書いたのですが、
結局、一番最初に書いたものが一番よかった・・・
もっといいものを書いてやろう、などと意気込むと、かえって
余計な意図や技が入ってきてダメになる・・・
書とはいくら書いても、まっこと不思議なものです。
書道的に上手な書、とはいえないでしょうが、本作は私なりに、
もっとも自然に、正直に書けた作となりました。
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