麻布にある、ベネズエラ・ボリバル共和国大使邸を訪問。
さすがに大使邸の部屋はスバラシかった。
家具やカーテン、置いてある美術品への一つ一つへのこだわりが 感じられ、
広さといい雰囲気といい、先日作品を納めた赤坂の最高級 億ションも
素晴らしかったけど、この格調の高さはやはり大使邸ならではのもの。
手みやげに大使の名前を書いた色紙をプレゼントさせていただいたところ、
いたく感激してくださった。
コーヒーや手作りケーキを御馳走になりながら、大使と歓談。
大使は日本語は読み書きまではできないそうだけれど、言葉は 流暢に話される。
大使から「センセイの作品に惚れ込んでます。ぜひ大使館に飾る
作品を書いていただけたらウレシイです。」と言っていただいた。
ギャラはジョークで「3億・・・」って言ったら「マジっすか?!」 と大使(笑)
結局、先方の提示額で了承。外国相手の商談では、事後商談はなく、
仕事にかかる前にあらかじめ取り決めておくのが通例のようだ。
何はともあれ商談成立、大使邸を飾る作品を書かせていただくことに。
大使はまだ若く、とても気さくな方で、友だちになれてよかった。
「いつでも電話して遊びに来てください。」と言われたので、
「一杯どうっすか?とか、さすがに大使を誘うわけにはいかないでよね・・・。」
と言ったら、
「やあ、意外とみんなが、大使だからって気を使ってくれてるのか
誰も誘ってくれないから、気軽に声かけてください。」
って言ってくださった。
そしたらそこらの焼き鳥屋とか 一杯誘っちゃうよん!
作品は、相手国のイメージを織り込みつつも、とらわれない自由な表現でいきたい・・・
何が出てくるのか、自分にもまったく分からない。
まずは相手の御国のことも、もっと知らなくては・・・
簡単にはいかないけど、やりがいのある仕事を頼んでいただいた ことに感謝。
そしてこの縁を結んでくれた故郷のIさんと、紹介してくだり大使館まで
案内してくださったOさんに、心から感謝である。
書道家/書家 SOGEN / 平野壮弦
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