~人類の書を求めて~SOGENソウル展に寄せて

 

 

10.26-11.2、ソウルで開催予定のSOGEN個展、作品もようやく仕上げて一段落。
やっと終わったー!・・・って、本番はこれからですがw
装丁から作品集の作成まで、韓国の友人たちがすべてやってくれることになっており、有り難いかぎりです。

 

今回は企画サイドの意向で、手にしてもらいやすい小品を中心とした、約40点の非文字・
抽象作品による展覧となります。
展示については、テーマを絞るとか、インスタレーション的なものにするとか、
さまざまな方法が考えられるわけですが、今回は特にテーマも絞らず、
装丁した作品を壁面に飾るというシンプルな展示となります。

 

テーマは絞らず、と言いましたが、テーマ的なものがあるとしたら、それは「人類」ということに
なるだろうと思います。
ノーイメージのラクガキのような作品群ですが、あらためて見ると、どの作品にも人がおり、
ああ、自分は知らず知らずのうちに、人類を描いているのだと。

 

企画サイドから、「抽象作品なので、作品集用に解説文を付けてほしい」と言われ、
正直、それぞれの作品がなぜこのようになったのかは自分でも分かりませんので
解説のしようもないところですが、鑑賞のヒントとなるべく、コメントを付け加えました。

 

 

たとえば・・・ということで、出品作の中から1点だけ紹介させていただきます。
 

s-010-%e3%83%aa%e3%83%88%e3%82%b4%e3%82%b8%e3%83%a9-the-lit-godzilla-345x295mm
 
作品NO.S-010
リトゴジラ/the lit-godzilla
345x295mm

 

『リトゴジラ』は原始鳥獣リトラとゴジラの合体により生まれた新怪獣。
体長155.5M 体重13万トン 飛行速度マッハ5.55
口から萌射悩光線を吐き、これにやられると萌え萌え悩殺状態におちいってしまうという恐怖の大怪獣。

 

 

実は今回の作品はすべてタイトルも後付けで、「なんか、こんな風に見えるかも」てな感じで、
後からテキトーに付けたものです。
従って、解説文もタイトルに合わせてテキトーですw

 

ふざけてんじゃねー!と思われる方もおられるでしょうが、いたって真剣に遊んでます。
以前、世界的コントラバシストの齋藤徹さんが、「いま死にゆく人の前で演奏が出来るか、
この演奏でよいか、いつも自分に問うている。」といったことを語っておられましたが、
以来、私も「いまこの瞬間に書いている書を、これが自分の魂心の書だと言って、
死にゆかんとしている人に見せることができるだろうか。」と自問しながら
書くようになりました。
いやもちろん、別に死にゆく人のために書いているわけではありませんが、そういう状況に
ある人に対して、これが嘘偽りない自分だと作品を通して言えるかどうか、ということです。

 

その1点において、今回展の作品は、中にはまだまだカッコつけているものもあるとは思いますが、
総じて、これが自分だと言えるものが出来たのではないかと。
 
偽らざる自分を表すこと、即ち、個を超えた人類を表すこと。
 
まったくもって道半ばで、まだまだ遊べない自分ではありますが、
その譲れない部分だけは死守しつつ、人類の書を求めて、
これからも進んでいきたいと思っています。
 
展覧はソウル・恩平文化芸術会館にて10.26から11.3まで(10.30休廊)
よかったら、どうぞあそびに来てください。

 
 
SOGEN

 

書芸家SOGEN/平野壮弦・公式サイト
http://www.hiranosogen.jp/(アート)
http://www.hiranosogen.com/(デザイン)
http://www.sogen-arc.com(スクール)
 

 




 
 

職業、人類

 

 

職業、人類

 

「職業は人間」と言った人がいますが、自分は「職業、人類」と応えたい。
これまで自分には、人類愛などカケラも無いと思いながら生きてきました。
人間なんてロクなもんじゃない。世界のどこかで戦争や災害で人がどれだけ死のうが、

気の毒には思っても、「ああ、自分じゃなくてよかった」と思っている自分がいたのです。

 

2016.8月講師 tachikawa tomoko-3でも、なんなんだろう・・・先日の書芸塾でイルカの映像を見ながら、

イルカになって書くというワークをしたおかげなのか・・・ああ、自分は

人類だったんだ、と、今更ながら気付かされたのです。
イルカからしたら、ウチラは人類なのであって、イルカは人類に対して

親近感を持って、ラブコールを送ってくれる。◯◯会社の◯◯課の何々
さんですね、よろしくおねがいします、なんてことじゃなくて、

やあ、キミは人類だね、こんにちは、てなもんで。
 
イルカがなぜ、初めて見た人間を怖れもせずに親近感をもって寄ってくる

のか不思議ですが、人間を仲間のように感じていることだけは確かでしょう。

(もしかしてイルカは魚ではなく哺乳類だから?)

 

 

話は変わりますが、昔、宇宙飛行士毛利衛さんの講演を聴いたことがあります。

宇宙まで行った人が、一体何を思い、何を語るのだろう?と、興味津々だったのですが、

毛利さんの話の中で、次のような言葉が強く印象に残りました。

 

mamoru-mohri

「生命を持続するための原動力は、生きる喜びにある。」

 

「誰もがDNAの組合せがちがう=誰にもチャンスがある。」

 

「個の一人勝ちは長続きしない。それを人類全体の力とし、

未来への生命のつながりに貢献することが人の喜びにつながる。」

「宇宙の奥まで見通す澄んだ目、強い意思、生命全体のことを

考えるやさしさが大切」

 

「人類は種として繁栄しようとしているからこそ、あらゆる環境の

変化に適応できるよう、多種多様の人間を生み出している。

予測しがたい未来の環境の中で、誰が生き残ることになるかは分からない。

だから人間はみな違っているのであって、それは宇宙自然の理であり、人類の意思でもあるのだ。」

 

 

皆が同じになってしまっては、種としての存続にとって危険であり、だからこそ、

自然は多様なのだということ。
教育研究家の大田堯さんも 「みんな違っていい、じゃなくて、最初からみんな違うんです! 」

と言っていますが、多様性を認めないということは、人類という種の存続にとっても、

国や組織といった集団の存続にとってもマイナスになる、ということだと思います。

 

人間は個として生きています。
と同時に、この宇宙に生まれた人類という大きな命の流れの中にあるのです。
他人の成功や幸福も、失敗や苦難も、すべて人類全体のものであって、

自分と無関係のものではないのだと。

 

 

人間嫌いの自分が、あらためてそう思ったら、人間を見るのがオモシロクなって

きたから、あら不思議(笑)
いつもなら人間となるべく目を合わせないようにスルーしている自分ですがW、

今朝は散歩しながら思いましたよ。

 

スシ詰めの満員電車で毎日通う会社員のみなさん、ごくろうさま!
朝イチから解体工事でがんばってる土方のオッチャン達、ごくろうさま!
ママチャリの前と後ろに子供を乗せて突っ走ってるおかあさん、ごくろうさま!
朝からシカメッ面して歩いてるオッサン、ごくろうさま!

 

ってことで、昨夜の思いつきも、おそらくそんな心境から出てきたことなんじゃないかと。
要は自分一人だけが楽しくて幸福だ、なんてことはあり得ない。
人類全体がイキイキとして楽しかったら、自分もうれしい、ってことでね・・・

 

まあそんな気持ちもいつの間にか消えてしまって、オレがオレがになりがちなのが

人間だから、先のことはわからないけど、せっかく人類に生まれたんだから、

人間、もっと人類をたのしんでもいいんじゃないかと。
ロクでもないところだらけの人間だけど、イルカが愛してくれる人類なんだから、

そこは自信をもっていいと思うよW

 

職業、人類。
人類を生き、人類をたのしもう♪!

 

 

 

書芸家SOGEN公式ホームページ

 

http://www.hiranosogen.jp/(アート)
http://www.hiranosogen.com/(デザイン)
http://www.sogen-arc.com(スクール)
 
 




 
 

ビジュアルを超える

 

 

ビジュアルって言うとデザインの話みたいだけど、今のちまたの書道作品は、

大半がビジュアル作品よ。
人と同じでビジュアルも大事かもしれんけど、中身が生きてなかったらツマラナイ。

美人も3日で飽きるって。

 

先日、フリークラスのある塾生が言ってました。
目に見えないものを表したいと。
まさにそれでしょう。
その心があるからこそ、初心者からこんなものが生まれてくるのです。
書道の世界に生きる人たちに、もはやとやかく言う気はないけれど、一言だけ。
もう筆さばきがどうとか、作品をうまくまとめるとか、書道の仲間内で褒め合う次元で

うろついてないで、イルカもびっくりの?人類の書を表すチャレンジをしていきませんかね♪

 

 

フリークラス塾生作品/2016.8.27 SOGEN書芸塾ARC・フリークラスにて制作
 
4.ty

 

 

-書芸術を通した解放と交感の場-

SOGEN書芸塾ARC:http://www.sogen-arc.com

 

 

書芸家SOGEN/平野壮弦公式サイト

http://www.hiranosogen.jp/(アート)
http://www.hiranosogen.com/(デザイン)
https://www.facebook.com/HiranoSogen(FACEBOOK)

 

 




 
 

現実という夢舞台を生きる

 

 
 
人生は現実という一睡の夢

 

生あるかぎり終わらぬ摩訶不思議な夢舞台
 
その主役はほかならぬ自分自身
 
他人の思い通りに動くは操り人形のしごと
 
たとえどんな人生でも、自分の夢を生きてこそ、舞台は輝く
 
 
 
この世界には善人ヅラしながら人の夢を食いつぶす者たちが少なからずいる
 
そして今、なぜか人をもっとも慈しみ育むべきはずの
 
政治、医療、教育といった現場ほど、権威権力や金の力で人々の夢をぶち壊し、
 
食いモノにしようとする思惑が渦巻いていることの不思議
 
悪魔はいつだって笑顔で近づいてくるのだ
 
あなたのためと言いながら、あなたの夢を食い滅ぼす亡者どもに騙されてはならない
 
 
 
神ならぬ人が人を殺すことは、その夢をつぶす人類最悪の所行
 
いまも世界のどこかで夢奪われ、無残にも散りゆく幼な子の命
 
そのすべてが、大人たちが自ら信ずる正義とやらのもと、いがみ合い、
 
武器を手に殺し合いを続けている結果なのだ
 
 
 
平和を守るために戦う?
 
その時点ですでに平和はぶち壊され、とめどもない殺戮の螺旋へと堕ちていく
 
笑いが止まらないのは人の夢を喰らい肥え太る亡者どもだけ
 
 
 
氏素性はちがえども、人がみなそれぞれ自身の夢舞台をはれる世の中に一歩でも近づけていくこと
 
人類に進化の可能性が残されているとするならば、そこなのだろう
 
 
 
 




 
 

書道家/書芸家SOGENブログ:「俺に出来ないことは、お前がヤレ!」 〜男と女・番外編〜


漫画『ワンピース』の中に、こんなセリフがあった。
お前に出来ないことは俺がヤル、俺に出来ないことは、お前がヤレ!

先日、男と女のことを書いた。
女は男の夢や志を持って生きる姿に惚れ、その助けとなることを喜びとするところがある。
一方、男は女の感受性を愛し、女の先を見通す直観力や、いざとなったときの度胸に惚れ、
命を賭けても守りたいと思うところがある。
肉体面だけでなく、精神面においても、異性に自分に無いものを感じ、
互いに求め合い、愛し合うということなのだろう。

ただ世界には、男の中の男、女の中の女というのもいるに違いないが、
人間には男女両性の面があり、時と場によって、男らしいく見えたり
女らしく見えたりするところがあるように思う。
そう考えると、人間は男女の関係にかかわらず、互いに、自分に無いもの、
足らないものを求め合う中で、繋がり合い、協力し合って、歴史をつくってきた

といえるかもしれない。

だから個体として欠点だらけであったとしても、人類全体としては、それでいいのだ‼️

ってことで・・・まあ気楽にガンバロー♪( ´▽`)//

男 女 アート書道 書道 アート 書家 書道家


SOGEN ARTWORK: 男と女-A Man & A Woman-

 

書芸アート専門ギャラリー ART ROOM SHOWL

http://artroomshowl.com

 

SOGEN書芸塾ARC代表 SOGEN/平野壮弦 関連サイト

http://www.hiranosogen.jp/ (アート)

http://www.hiranosogen.com/ (デザイン)

https://www.facebook.com/HiranoSogen/(FACEBOOK)

 

〜書芸アーティスト、デザイン書作家への登竜門〜

SOGEN書芸塾ARC

2019年度の教室のご案内

 


お申し込み・お問い合わせ先

SOGENオフィス:office@hiranosogen.com





 
 

書道家/書芸家SOGENブログ:人類を生きる

前、宇宙飛行士の毛利衛さんの講演を聴いたことがある。
そのときの毛利さんの話の中で、深く印象に残ったことがあった。
それは、人間ひとり一人に本能や想いがあるように、
人類としての本能や想いもまたあるのだ
という話だった。

毛利さんは次のように語った。
「アメリカのアポロ宇宙船が初めて月面に降り立ったとき、
当時敵国だったソ連の宇宙関係者や国民たちが、みんな拍手喝采したのです。
それは国や人種を越えた、人類としての素直な喜びだったのだと思います。
オリンピックで新記録が出ると、全世界の人々が感動し、拍手を送るのもそうでしょう。
人類が一つの壁を打ち破ったことが、人間は我がことのように嬉しいのです。」

なるほど、と思った。
もしチーターが100Mを5秒で走っても人は感動しない。まぁ、さすがに速いなぁ

とは思うだろうがW
人間が、これまで肉体の限界とされていたものを越えて、新たな記録を打ち立てたことが
感動を呼ぶのであり、月面着陸も人類の科学技術が不可能とされていたことを達成した喜びなのだ。
それは、人類としての仲間意識があってこその感動であり、喜びであることに違いない。

人類 人間 アート書道 書道アート 書家 書道家

SOGEN ARTWORK:『人〜何があっても歩き続ける〜』


また、毛利さんは話の中で、もう一つ、なるほどと思ったことがあった。
それは、「人類は種として繁栄しようとしているからこそ、あらゆる環境の変化に

適応できるよう、多種多様の人間を生み出している。予測しがたい未来の環境の中で、

誰が生き残ることになるかは分からない。
だから人間はみな違っているのであって、それは宇宙自然の理であり、人類の意思

でもあるのだ。」といった内容だったと記憶している。

皆が同じになってしまっては、種としての存続にとって危険であり、だからこそ、

自然は多様なのだということだろう。

教育研究家の大田堯さんも 「みんな違っていい、じゃなくて、最初から
みんな違うんです! 」 と言っている。
多様性を認めないということは、人類という種の存続にとっても、国や組織といった集団の

存続にとっても、マイナスになるということだ。


人間は個として生きている。
と同時に、この宇宙に生まれた人類という大きな命の流れの中にあるのだ。


生きるというのは、楽しいこともあるが、辛いこともたくさんあって、もう死んでしまいたい

なんて思うことだってあるだろう。
けれど、ひとり一人が、一個の人間であるとともに、人類にとって、命を受け継ぎ、

また次世代へと繋げてゆく、かけがえのない存在なのだと思う。
またそれは、生物として子孫を残す、ということだけでのことではなく、人間がこれまで

築き上げてきた文化文明を伝えるとともに、人間の持つ愛、勇気、希望、創造力といった、

目には見えないものも含めて繋げてゆく、という意味においても。

そう考えると、人間、悩みは尽きぬとも、もう少し気楽に考えて、人生を楽しんでいいような気がする。
個として長生きしたところで、たかだか100年なのだ。
もちろん、人任せにして自分は何もしなくていいというのではない。
焦ることなく、自分ができることをやっていく中で、自分なりの方法で繋いでいけば、

それでいいんでねーの?ってこと。
自分に出来ないことは、人類の誰かがやってくれるのだから。

 

書芸アート専門ギャラリー ART ROOM SHOWL

http://artroomshowl.com

 

SOGEN書芸塾ARC代表 SOGEN/平野壮弦 関連サイト

http://www.hiranosogen.jp/ (アート)

http://www.hiranosogen.com/ (デザイン)

https://www.facebook.com/HiranoSogen/(FACEBOOK)

 

〜書芸アーティスト、デザイン書作家への登竜門〜

SOGEN書芸塾ARC

2019年度の教室のご案内

 


お申し込み・お問い合わせ先

SOGENオフィス:office@hiranosogen.com




 
 

書道家/書芸家SOGENブログ:「人類みな仲間」〜宇宙飛行士・毛利衛さんの講演に想う〜

東京新潟県人会100周年記念式典」で、宇宙飛行士毛利衛さんの記念講演を

拝聴する機会を得ました。

演題は「宇宙からの視点」~我々は何故挑戦し続けるのか~

毛利さんは言います。「いま、私たちは新しい時代を生きている」と。
人の生きる意味とは何なのか、なぜ命は大切なのか・・・
これまで宗教や哲学で論じられてきたことが、科学によって裏付けられる時代に入った、というのです。

毛利さんの話の中で、次のような言葉が強く印象に残りました。

「科学技術の進歩により、つながりが見えた・・・
 地球に存在する生物は、時間的空間的に全てがつながっていることがわかった。」

「生命を持続するための原動力は、生きる喜びにある。」

「誰もがDNAの組合せがちがう=誰にもチャンスがある。」

「個の一人勝ちは長続きしない。それを人類全体の力とし、未来への生命のつながりに
 貢献することが人の喜びにつながる。」

「宇宙の奥まで見通す澄んだ目、強い意思、生命全体のことを考えるやさしさが大切」

そんな毛利さんの話を聴いて思い浮かんだのは、「絆」や「繋」といった言葉でした。
個は個として生き抜いていかなくてはならないわけですが、全ての個が、毛利さんの
言うように、時間的空間的にがつながっているのだとしたら・・・
あらゆる生命体、そして物体さえも、今という時代に、共に形をもらって生まれ出た仲間、
ということになるのではないでしょうか。

「やあ、鳥! やあ、ネコ! やあ、人! やあ、木! やあ、電柱! やあ、道!」
命あるものも、そうでないものも、みんな仲間なのだと思いました。

 

 

書芸アート専門ギャラリー ART ROOM SHOWL(代表:SOGEN)

http://artroomshowl.com

SOGEN書芸塾ARC代表 SOGEN/平野壮弦 関連サイト

http://www.hiranosogen.jp/ (アート)

http://www.hiranosogen.com/ (デザイン)

https://www.facebook.com/HiranoSogen/(FACEBOOK)

 

〜書芸術を通した解放と交感のアート空間〜

SOGEN書芸塾ARC

 

お申し込み・お問い合わせ先

SOGENオフィス:office@hiranosogen.com