なにものも、なぞらない

先日、ザイ・クーニン について書いたが、なぜ彼のパフォーマンスに惹かれる

のかを考えてみた。

で、そのわけは、彼が何ものもなぞっていないから、なのではないかと。

身体の動きで魅せるダンスは、ビジュアルとしてはインパクトがあるけれど、

「こんなイメージを表したい」というダンサーの意図が見えると、どうも

つまらなく感じてしまうところがある。つまりそれは、何かのイメージを

なぞっている分、表現が弱くなるからではないかと。

そしてそれは、あらゆる芸術表現に当てはまるように思われる。

書道でお手本を下に敷いて、なぞり書きすると、形はそれらしくなっても、

生命力のない形だけのものにしかならないのも同じ道理。

たとえ自分の中のイメージでさえ、なぞってしまったら弱くなる。

人を真似たり、なぞったりしたものは、何をかいわんや、である。

よく、SOGENさん、真似されてますよ、と忠告してもらうことがあるけれど、

自分はまったく気にならない。

いいと思うから真似をするのだろうし、真似は真似でしかないからだ。

ただ、願わくは、真似を超えて、自分自身の血肉としつつ、

独自の強い表現を生み出していってほしいと。

もちろん、今生を生きる限りは利害関係も生じるわけだけれど、

究極、めざすところは人類の精神的、霊的な進化なのだから。

-追記-


すばらしいと思うものは真似たくなる。

眺めるだけでなく、真似ることで得られるものがあるからだ。

だから「なにものも、なぞらない」は究極の理想。

幼児のアートが素晴らしいのは、なぞることをせず、対象と一体となって

いるからだと。

それこそが、何事においても基本にして究極の精神なのだと思う。

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書道家/書芸家SOGENブログ:SOGEN/平野壮弦(書)×橘智哉(彫金)二人展「COSMIC RHYTHM」での書道アートワークショップ風景

SOGEN/平野壮弦(書)×橘智哉(彫金)二人展「COSMIC RHYTHM」での

書道アートワークショップの模様です。
パワフルな作品、たのしい作品がたくさん生まれました。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

書道 体験 ワークショップ 書道教室 アート書道 デザイン書道
書道 体験 ワークショップ 書道教室 アート書道 デザイン書道
書道 体験 ワークショップ 書道教室 アート書道 デザイン書道
書道 体験 ワークショップ 書道教室 アート書道 デザイン書道
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書道教室主宰(東京) /書道家・書芸家SOGEN blogバックナンバー:『☆小千谷中学校で全校書き染め大会』 (2009.1.8投稿 225)

書芸家(書道家)SOGENより、中学校書き染め大会のご報告
 
 
今日は新潟県小千谷中学校で開かれた、全校書き染めに行かせていただきました。
 
まずはSOGENの大書の揮毫をご覧いただいたあと、講話、
次に全校生徒500名超による書き染め大会が行われました。
書き染め大会では、まずはじめに学年別の課題の書き、次に新年の抱負なども含め、
それぞれの生徒たちが、書きたい文字や言葉を思い思いに書きました。
最後に、書いた作品を全校一斉にかかげてもらいましたが、これが壮観!
「みんなちがって、みんなイイ!」
一人一人の想いや命の輝きが、書の作品を通じて広い体育館いっぱいに広がって、
ほんとうに素晴らしかったです。
 
小千谷中学校は、SOGENが若いころお世話になった、高名な書家でもある中俣明先生が
校長を勤められたこともある名門校で、校長室には中俣先生が書かれた書額が飾られ、
懐かしく思うとともに、墨縁といったものを感じさせていただいた次第です。
 
素晴らしい時を過ごさせていただいたことを、生徒と職員の皆さんに、
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!
 
※書き染め大会の模様の写真は、またあらためてご紹介させていただきます。
 
 
 
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書は音楽だ♪ (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2007.11.20 投稿 091)

 

 

2007.11.20

SOGEN書 『遊』

 

 

書と音楽は、とてもよく似ていると思う。
音楽で表現されるさまざまな音、そしてその強弱や周波・・・
それは書芸術におけるさまざまな筆線やその強弱、動きにも通ずる。

 

「音楽には再現芸術という側面があるのです。」とピアニストの友人が言った。
なるほど・・・過去に作曲された作品は、演奏されてこそ、はじめて作品として
この世に生を受けることになる、ということだ。
だとすると、多くの書家や書道家が書くような文字作品というのも、同様に再現芸術
といえるようなものなのかもしれない。なぜなら文字というものは、自らが生み出した
ものではなく、古人によって生み出され、今日まで進化発展させられてきたものだからだ。
その文字を用いて作品を創るということは、作曲家が作詞した曲を自分流の解釈や情感を
加えて演奏するのにも似ている。これが他人の詩や言葉を書くということになれば、
なおのこと・・・他人が作曲した楽譜を自分流に演奏するようなものだろう。

 
自分自身の言葉を書で表した相田みつをなどは、音作詞も作曲も演奏もみな一人で
こなすシンガーソングライターのようなもの。ちょっとイメージは違うが、
書道界の中島みゆきや桑田圭祐のようなものだろう。
近年ようやく、クラッシックや演歌が主流だった書の世界に、ジャズやポップ
ミュージックが流れ込んできたわけだ。

 

では文字を書かない抽象表現というものは、どう解釈したらよいのだろうか。
それは、音楽でいえば、即興の現代音楽のようなものかもしれない。
楽譜も歌詞も無い、その瞬間に感じたインスピレーションで演奏をするというのは、

何も無い真っさらな紙面に、瞬間に作品を生み出す、書芸術における抽象表現作品の

制作過程に似ているように思う。
それは、瞬間瞬間に自分で作曲しながら演奏していくようなもので、まったく制約もなく

自由である反面、よい演奏をすることは至難の技・・・そう簡単にはいかない、
ということになるだろう。
たとえば、まず紙面の中央に一本のラインを書くとする。それを受けて、どこか空間に

マルを書く。またそれを受けて、角に墨だまりを作る・・・どこからどう書こうが、

最終的にはそこに宇宙的な調和の世界を創り出す・・・それは、いつどこから斬りかか
られても受け流すことに出来る、剣の達人の境地にも似ているように思う。

 

 

そんなことを思い、さて、では自分自身は、一体何を目指しているのだろうかと
我が身を振り返れば、やはり、剣でいえば、宮本武蔵のような境地なのだろう。
文字や言葉の作品を書こうが、抽象作品を書こうが、そういったことに関係なく、
要は、いつどこで、どんな作品を書こうが、瞬時に宇宙的な和合の世界を
創出できるようになりたい・・・そう願って、作品を創り続けている。

自分にとって「書を書く」とは、アート作品の創造であると同時に、
一つの人生修業のようなものなのだ。
 

 

 

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書芸を世界に!の夢に向けて(韓国日記~その14・了) (書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 2007.2.5 投稿 074)

 

 

金さん、李さんとのプレゼント交換(金さんからは韓国筆、李さんからは鶏毛筆と

本をいただき、SOGENからは本と小作品を差し上げる。)

 

2007.2.5 sign1

 

 

サインする李小波(イ・ソンパ)さん

 

2007.2.5 sign2

 

 

サインする金鍾鍵(キム・ジョンヴォン)さん

 

2007.2.5 sign3

 

 

2.5(月)
 
韓国での最終日・・・

この日は朝から金さんの仕事場で、今後の書芸とデザインを巡る展望と活動についての
話し合いが行われた。
 

金さんは、今回のようなワークショップをぜひ日本や中国でも、という希望を語った。
それを受けて、中国の李さんが、中国ではまだデザインの歴史も浅く、こういったものに
人々の賛同を得て、多くの人たちを集めることが出来るかどうか、いまの自分には自信が
無い、と語った。
私も、少なくとも今現在は自分のことで精一杯でむずかしい。
それに自分が目指しているのはデザインの分野にかぎられたことではなく、自分一流の
書芸術を極めること・・・
なので、こういった形のワークショップには大いに共感するけれども、自分が中心となって
やるということになると、現状ではむずかしい・・・といったことを述べた。

 

それを受けて、金さんは「こういった形ではすぐに無理でも、韓国・中国・日本で3人で
展覧会を開くというような活動であれば可能だと思うので、そういった方向で何か実現
できるよう、これからも情報交換をしていきましょう。」というような話をして
締めくくった。

 

自分は正直な気持ちを言わせてもらったが、日本に帰り、韓国での体験や思い出を
フィードバックしているうちに、目の前に一つの大きな夢と目標が現れてきた。

その夢とは、日本でも今回のような書芸術とデザインを巡るワークショップを開き、
金さんと李さんを日本に招くこと。
そして書芸術というアジア共通の芸術文化を核とした新たな表現世界を生み出す力
となって、この21世紀に世界に、ジャパン・アート、アジアン・アートの熱い旋風を
巻き起こしていきたい・・・ということである。

 

金さん、李さん、そして韓国で経験したことは、そんな熱い夢を強く抱かせてくれるに
十分なものだった。
ぜひ、金さん、李さんを日本に招きたい・・・
そして今回のようなワークショップを出来れば展覧会やパフォーマンスも含めて開く
ことで、日本の若いアーティストやデザイナー、クリエーターの人たちに、
刺激と交流の機会を作りたい・・・・

 

今まで点だと思っていた想いと活動が、韓国、中国との絆が生まれた

ことで、三角形に広がった気がした。
これからはその三角形の中身を充実させていくとともに、
世界に向けて大きく拡大していき、果ては世界を包み込みたい・・・

それが自分の夢と目標であることを、今回の韓国の旅は教えてくれたような気がした。

そしてその夢の実現のためにも、自分自身がもっと世の中に出ていかなくてはなら
ないと思っている。
 
目覚めよ、眠れる鈍牛よ!

 

打合せ後、金さんはじめ皆に謝辞を述べ、再会を約束、別れを惜しみつつ、その場を
あとにしたのだった。

その後イーくんの運転で、hitomiが空港まで見送ってくれた。
イーくん、ありがとう! 日本に来たときはぜひ連絡してクレ!
そしてhitomiには、ひとかたならぬ世話になった。
最後にフィアンセとの2ショットのプリクラをくれた。
hitomiだけの写真でよかったんだけど・・・笑 しあわせにな!
 

最後に・・・
金さん、李さん、masami、hitomi、そして韓国で出会った
すべての人たちに、心から感謝・・・ありがとう!
また日本で会いましょう!
そしていつか遠くない将来、日本でもワークショップが開けるよう自分もがんばるよ。
金さん、masami、hitomi・・・もしクジけそうになったときは、

韓国から「ファイチン!」とエールを送ってクレ!

 

 

(韓国日記・了)

 

 

 

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韓国美女を汚す!(韓国日記~その13) (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2007.2.4 投稿 073)

 
SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene1

2007.2.4 yogoshi1

SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene2
2007.2.4 yogoshi2

SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene3

両手に華の李小波(イ・ソンパ)さん
2007.2.4 yogoshi3
島から戻り、金さんが主宰しているアートスクールへ。
ここでその日、yogoshi art performanceをすることになっている。
島での滞在が長引き、予定より2時間ほど遅れてしまったが、
アートスクールの生徒たちは先に夕食を済ませて待っていてくれた。
モデルはスクールの生徒である二人の韓国美女。
ひさびさの汚しのパフォーマンスにやや緊張する。

「書とはいかに美しくエロティックに汚すかのアート。
私が汚すことで、今宵、彼女たちは、より美しくなって
光り輝くことになる・・・」と言うと、会場から
「お~~~!」とどよめきの声が上がる。

 

照明を落とし、韓国の民俗音楽をバックに、いよいよ
汚しのパフォーマンスがはじまる・・・
金さん、李さんをはじめ、みな興味津々といった感じだ。

 

ひとたび始まったらもう周りは見えない・・・モデルと自分だけの世界だ。

汚しのパフォーマンスは書き手だけでつくるものではなく、
ある意味、モデルとのコラボレーションなのだ。
書く側と書かれる側との瞬間の交感とインスピレーションにより、
立ち表れてくるものが違ってくる。

二人のモデルになってくれた女性たちは、とてもよくやってくれた。
終了後は満場の拍手を受けて、二人とも生き生きとしていた。
李さんはパフォーマンスを見た感想をこう語ってくれた。
「すばらしいものを見せてもらいました。たしかに二人の女性は
より美しくなったと思います。」

 

モデルの女性に、「書いたものはすぐに落ちないかもだけど、
洗えば落ちるから・・・肌まで汚してすまなかったね。」と言うと、
「書いていただいて光栄です。すぐに消してしまったら
もったいないから、消えていく過程もたのしみにします・・・」
という答えが返ってきた。
砂上の書といっしょ・・・自然に消え行くもの、その消え行く
過程の中にも、エロスやロマンが込められているのだ。

 

今回の汚しのパフォーマンスは、服もモデル自身に用意して
もらったものだし、彼女たちも初めてのことで、正直言って、いまひとつ、
互いに打ち解けず、乗り切れないところがあったことは否めない。
また書いたあとに時間をかけて写真を撮りたかったのだが、
その時間がなかったのがザンネン・・・
汚しはパフォーマンスであるとともに、書かれた作品はそのとき
だけのものだから、さまざまなアングルから写真を撮影し、
それも含めて作品としたいのだ。

 

ともあれ、韓国で汚しのパフォーマンスが出来たのは、モデルを引き受けてくれた
勇気ある女性たちのおかげであり、そういった場を提供してくれた金先生のおかげ・・・
心から感謝している。

 

パフォーマンスのあとは何故かケーキが出てきて、金さん、李さんとともに

3人でケーキ入刀!
こういったワークショップやパフォーマンスを韓国で実現できたお祝い!

ということで、スクールの生徒たちが用意してくれたのだそうだ。
男3人でケーキ入刀ってのも妙だが、みんなのその心遣いをとても有り難く思った。

 

その後はスクールの生徒や筆墨のスタッフの人たちと懇親会。
一人づつの挨拶では、みな口々に今回のワークショップで受けた
感動を熱く語ってくれた。
モデルになってくれた女性たちが「このモデルを引き受けるかどうか、ずいぶん
迷ったのですが、生涯の記念になるだろうと思い、勇気を出してやりました。
でもやってほんとうによかったです!」と挨拶したが、やはり彼女たちにすれば、
大変な勇気が必要だったのだ・・・あらためて、ありがとう!

 

金さんが、みんな日本に行って、ぜひ日本でセンセイにお会いしたいと思って
いるんです、と言うので、「みんなぜひ日本に会いに来てください。」と言うと、
会場から「お~~~!」という歓喜の声?が上がった。

 

この晩、いったい何度みんなと乾杯を交わしたことだろう・・・
みな、今回のワークショップに関われたことを心から喜んでいる様子だった。

こうして、昼は島の観光、夜はパーマンスと懇親会という
ちょっとハードで熱い韓国の一日は幕を閉じたのだった。

 

 

(つづく・・・)
 

 

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「韓中日2007書芸デザイン・ワークショップ」-2(韓国日記~その6)  (書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 2007.2.3 投稿 068)

 
 
2007.2.3-3seoul 2007.2.3-4seoul

 
 
2.3(土)

 

韓国ソウルの国際会議場で開かれた『韓中日2007書芸ワークショップ』の報告の続編です。

 

午前中に韓国の金鍾鍵(キム・ジョンヴォン)氏が、韓国の書芸 デザインの現状と

展望について語り、 続いて中国を代表して 中国中央美術学院・教授の李小波

(イ・ソンパ)氏が中国の 書芸デザインの実例を多数紹介しつつ 中国における

書とデザインを 巡る現状を語ったことは、先の日記で述べた通りである。

二人の発表は素晴らしく、書とデザインの新たな融合世界の魅力を示すに

十分なものとなった。

 

さて・・・午後はいよいよSOGENの出番なり。

司会者の紹介を受けて登壇。

まずは韓国語で「アンニョンハセオ。マンナソパンガスミダ。
キムチ アジュ チョアヘヨ。チャルプタク ハムニダ。」と挨拶。

「こんにちは。はじめまして。キムチ大好きです。よろしく!」
ってなかんじ・・・(韓国語での挨拶はウケた。)

一夜漬けの韓国語・・・なかなか覚えられなかったので、何かのイメージに結びつけて
覚えるようにした・・・たとえば「チャルプタク ハムニダ」なんかは、チャルメラを
吹いてるブタがハムになってヨロシク!ってなかんじ・・・笑

その後は日本語で、「ほんとはもうちょっとスリムだったんだ けど、韓国に来て焼肉と
キムチがうまくて食べ過ぎて、 一晩で太ってしまいました。」と挨拶。
また「この髪型は頭でも書けるようにしたいと思って」と頭をグルグル回して見せたら、
これまたウケた。
 
さて、つかみはOKってことで、マジな話に入る。

演題は「日本の書芸デザインの現況と展望」。
まず始めに、自分はデザイナーではなく書芸家であり、一書芸家としての視点から、デザイン
書にかぎらず、過去・現在・未来の書芸世界の展望を語らせてもらう、と断わらせてもらった。

講演の概要はおよそ以下の通りだ。
 
 
「書芸術の本質は書線にあると考える。名品をなぞってみたところで、形はそっくりでも
生きた線を引くことは出来ないのだ。
また書線そのもに芸術性があるのだとすれば、文字や言葉から離れた抽象表現も当然あり
だと考える。

書芸術においては、出来るかぎり意図や計算を排したところから良いものが生まれてくる
ところがある。
そこが緻密な計算をもって成されるデザインとは違うところ。
自分はデザインに使われる書も書くが、 たとえ数カ月で消費される運命の商品ロゴであれ、
書として良いものを書きたいと常に思っている。

それは書が日本、そしてアジア共通の芸術文化を表すものだと考えるからだ。だから仮に
数百年後まで残ったとしても、遜色ないものを残したいと思っている。
 

単に「デザイン書」といった範疇で書を考えるのではなく、過去・現在・未来と続く
書芸術の歴史的な展望のうえに立って書を考え、作品も書いていきたいと思っている。
分野にこだわらない形で、さまざまなアートが生まれている現代において、書芸の世界に
あっても、書道という旧態然とした枠組みに 囚われるのではなく、他の分野と交流し互いに
刺激を与え合う中で 新たな表現世界を生み出していくことが求められている時代にあると考える。
 

書とデザインの融合世界もまたその一つである。
書がデザインとのコラボレーションにより新たな息吹を与えられ、現代人にとって
懐かしくもまた新鮮な形で蘇り、多くの人々に感動を与えることが出来るのだということを、
今日の金先生、李先生の講演を聞かせてもらい、再認識した思いである。

ここに集った多くの韓国の若い人たち、そして日本、中国も含め、アジアの若い人たちが、
21世紀に、アジア共通の芸術文化である書芸術を核に、さまざまなアートやデザインを生み出し、

世界に熱いアジアン・アートの旋風を巻き起こしていくことを心から願ってやまない。」

 
そのほか、日本の書道の世界や書写教育、書芸デザインの現状など
について、語れる範囲で語らせてもらった。

 

 

まぁ何やかやと、なかば口八丁だったけど、講演発表も 何とか無事に終えることができた。

そんなに話すことなんかあるんかいな・・・と思ってたけど、 実際は通訳が喋っている時間が
半分なわけで、気がついたら 予定時間をオーバーしてしまっていた。
今回の講演がスムースにいったのは、通訳にあたってくれたhitomiのよどみない通訳のおかげ
が大であり、感謝している。

 
 
2007.2.3-5seoulさて、質疑応答も済み、いよいよ締めのパフォーマンス。
パフォーマンス用のユニフォーム?(空手着)に着替え、

会場で用意してくれた大紙に大筆でオイラの熱い想いを揮毫。

次に金さん、李さん、そして韓国の書芸家・余泰明氏、

姜乗虎氏が加わり、共に一つの作品を仕上げ、満場の

喝采の中で、『韓中日2007書芸ワークショップ』は幕を閉じた。

(なお、このワークショップの模様は、2月9日(金)韓国・国営放送SBSで全国放映された。)

 

 
会の終了後は参加者からのサイン責めに・・・。
そしてその日の夜は、ドド~ンと打ち上げ!

金さん、李さん、通訳のhitomiとmasami、「筆墨」の
スタッフの 人たち、地元の大学教授や関係者の人たち
とともに、大いに飲み 語り合った。
 
金さんは途中でダウン・・・聞けば1週間前に目の手術をし、
その後も毎日2~3時間の睡眠で、このワークショップの
準備をして臨んだという。
金さんの熱い情熱と努力、そして温かい心遣いに、あらためて感謝の意を表したい。

金さん、ありがとう! そしておつかれさま!

 

(なげ~よ! でもまだまだつづく・・・)
 
 
 

SOGENへの講演・レクチャーのご依頼・ご案内

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■SOGENへの書道(書芸)パフォーマンス のご依頼・ご案内

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嵐山・佑斎亭に遊ぶ (書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 2006.4.26 投稿 044)

 

 

4.20(木)~25日(火)

 

京都の嵐山・佑斎亭に遊ぶ。

2~3日の予定が5泊の長逗留となった。

佑斎亭は、黄櫨染め(こうろぞめ)の大家・奥田佑斎氏が、
嵐山にあった旧日本旅館を買い取り、工房兼ギャラリーとしたもの。

「京都は4月いっぱいくらい桜が見れるから、花見を兼ねて遊びに
おいでよ。染めも教えるから。」とお声掛けいただき、寄せていた だくことに。

 
佑斎亭は嵐山の奥座敷ともいえる、山河に囲まれた豊かな自然の中に
しっとりとした佇まいを見せている。

かつて川端康成も逗留して小説を書いたという部屋に毎日寝かせて
いただき、一千万円かけて改築したという水吟窟もあるトイレで、

日々、用を足させていただき・・。

いや、それよりも何よりも、ここで奥田佑斎という濃い人間と共に

過ごした日々の、なんと濃密だったことか。

世界超一流の芸術家という御仁を紹介いただいたり、
帯染めを実体験させていただいたり、芸術・人生について

朝まで 語り合ったり・・・

 
帯染めは「これならすぐ売れるよ。これで作家デビューだな。」

と言っていただいたのはうれしかった。

佑斎さんが集めた高級和紙を、好きなだけ使っていいと言って

いただいたのをいいことに、朝まで書を書きまくった夜もあった。

語り尽くせぬ貴重な体験をさせていただき、感謝の気持ちで一杯である。
ここで得た体験や思いをどう自分なりに昇華し、

作品やこれからの活動に活かしていきたい。

 

 

 

 

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書による緞帳・公開/ 十日町市新ホール落成式 (書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 2006.4.5 投稿 043)

 
 

緞帳1111

   『五福祥応』/千年の森ホール(十日町市新ホール)緞帳

 

4月5日(水)

 

地元・新潟県十日町市で開催された新ホールの落成記念式典にご招待いただき、参列。

揮毫させていただいた緞帳のお披露目も無事終了。 おかげさまで好評でした。

緞帳の題名は『五福祥応』  5市町村が合併し、新生・十日町市となったことから、

5つの旧市町村が力を合わせて福を招き、実り多き街となっていって

いただきたいとの祈りを込めて書かせていただいたもの。

書の抽象アート作品による緞帳は、おそらく日本初。

書芸アートをこのような形にしていただき、故郷のみなさんに心から感謝です。

 

緞帳の原書はホールのホワイエに 永久展示されることになりました。

額装は、大津の額装アーティスト・三田さんによるオリジナルで、
空間にも見事にハマってました。

素晴らしい額装をほどこしていただいた三田さんに感謝です。

 

緞帳原画 2006.4.10

緞帳原書・額装作品(額装:三田一之氏)

 

合わせて、新ホール・ホワイエでの落成記念個展もオープン。

会期は4月6日~5月7日まで。

4月29日には同会場で一筆書きます・・・の 楽書きライブと、

拙著のサイン会も行う予定ですので、ぜひお運びください。

 

 

(余談)

夜は十日町市長さんはじめ、建築に関わった方々との懇親会で盛り上がりました。

公共温泉施設「千年の湯」、公共プール「ひだまりプール」 物産館「じろばた」、

そして今回の「千年の森ホール」で 町の賑わい空間事業がついに完成しました。

そのほとんどの施設ロゴを書かせていただいており、感謝の気持ちで一杯です。

もう故郷で悪いことはできそうにありません・笑

 

 

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子どものように・・・ (書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 2006.4.4 投稿 042)

 
 

 
子どものように遊べるか

 

 

意図も計算もなく ただ無邪気に

 

 
そのことに没頭して楽しめるか

 

 

 

 

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