狼煙 (SOGEN blogバックナンバー/ 2008.3.4 投稿 136)

 
 
2008.3.4

 
「あれこれ表現の方法論があると,なんか表現力が

薄まる感じもする.手段も,会話/手紙/電話/FAX/

メールとなると気ぜわしいだけ,
昔のような,見えて聞こえる範囲の,叫び1発,ノロシ1本,

ぐらいの方が,コンセプチャルであり,かつ雄弁だ.」
 
先に紹介したSさんからいただいたメールの中の言葉だ。

 
 
なるほど・・・「のろし」ね~。
たしかに「のろし」は、よほどの時に上げるもの。
晩飯の仕度ができたぞ~って、母ちゃんが上げたりは

しないもんな・・・
辞書を引いたら「革命のノロシが上がる」とあった。
革命っていやあ、そりゃあやっぱり、よっぽどの時だ!笑
で、「のろし」は漢字で書くと「狼煙」。
狼の煙り!・・・なんかスゴイな。狼の遠ぼえから来てるのかな。
でも、なんだかイイね、狼の煙!

 

「書」は狼煙とはちがうけど、最も雄弁にして

インパクトあるコミュニケーション手段の一つだと思う。
言葉では表せない、心の深部、もっといえば

魂の有り様までも表れるところがあるから。

 
だからラブレターなんかもやっぱり直筆の手紙で

もらったほうがウレシイわけだ。
ん? いまはメール一本でOKだって?
狼煙一発までいかなくても、書で一発、『愛』とか書いて贈った

ほうが、もしかしたら想いがバッチリ伝わるかもね?!
 
 
 
 
書芸家 平野壮弦/ SOGEN
 
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舞 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.29 投稿 134)

 
 
2008.2.29 先の日記で、音楽は陰陽が感じられる曲が好きだと

書いたが、舞踏もいっしょ。

もちろんバレーやモダンダンスにもいいが、やはり

日本で生まれた歌舞伎や能、近現代のアングラ系の

舞踏のほうが日本人のアイデンティテーには

フィットするような気がする。

 

昔、アメリカの最新のモダンダンス集団の公演を見て、

ダンサーたちの鋼のような筋肉美と、その超人的な

肉体が繰り広げるパワフルな踊りに圧倒されたこと

があるが、自分の好みはやはり陰のある舞踏。

土方巽(ひじかた・たつみ)を祖とする山海塾や、
麿赤児率いる大駱駝艦などにそそられるところがある。

 

 

 

 

かつて60年代に、暗黒舞踏の創始者である土方巽が、
欧米で生まれたバレーは宙を舞い飛ぶが、日本は農耕民俗であり、地を這うように
大地とともに生きてきた・・・その日本人に合った舞踏があるはずだとして、
世界中が度胆を抜くような、日本発の新たな舞踏を生み出した。
暗黒舞踏の命名者は青島幸男、じゃなかった、三島由起雄だ。
言い得て妙・・・まさに暗黒の世界で蠢く人間の業や性情を表現するかのような土方の舞踏には
ピッタリだったんじゃないだろうか。
まるで地獄世界を表現するかのような、ある意味、狂人的な舞踏ゆえ、好みは分かれるだろう。
世の中、明るく楽しいものに惹かれる人のほうが多いだろうから・・・
けれども、その明るさや楽しさの対極にある悲哀や苦悩を秘めてこそ、すべてのものが
真に美しく輝くんじゃないか。

それは書も含めたすべてのアートに言えることのように思う。

 

 

 

 

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想 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.23 投稿 129)

 
 

 
2008.2.23 人を想うとき、心が安らぐのはなぜだろう
 

 人が寂しくなるのは、もしかしたら

 
 自分のことしか考えていないから、
 
 なのかもしれない・・・
 

 人のことなんてかまってられない?

 
 いや、ちがうんだ・・・

 
 人を想うのは自分自身のため

 
 想いや祈りは自分自身を救い

 
 世界を変える
 
 だから、想いや祈りは大切なんだと思う

 

 

 

 
 
 
 
 
 
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プロ精神とは (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.7 投稿 117) 

 
 

子どものころ野球大好き少年だった自分が、いつしか野球と縁遠くなった
理由の一つには、テレビであるスポーツキャスター(元プロ野球選手)の
発言を聴いたことにある。
それは「試合には勝たなくてはいけない試合と、負けてもいい試合がある。
要はトータルで勝率を上げることが大事で、負ける試合は負けていい。
いかにうまく手を抜くかが大事」といった内容だった。
 
戦略的には正論なのかもしれないが、この発言には些かガッカリしたものだ。
野球ファンはこの一戦!と思ってチケットを買い、野球場まで足を運んで
いるはず。それが、もし選手が、この試合は負けていいんだ、なんて
思いながらプレーしているとしたら、ファンはがっかりである。
 
好不調の波も当然あるだろうが、勝ち負けにかかわらず、ベストを尽し、
そのとき出来得るかぎりの最高のパフォーマンスを見せる。
それがプロ精神というものではないだろうかと思う。

 

 
 

 

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般若タマネギ心経 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.6 投稿 116)

 
 

2008.2.6

 

タマネギに書が書いてあってもいいじゃないか。
ということで、般若心経を書いてみました。

 

 

 
 

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『楽』 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2007.12.13 投稿 105)

 

 
楽!

 

 

 

イエ~イ! 楽しんでるかい?!

 

 

怒りも妬みも憎しみも、ありとあらゆる欲望も、

 

 

楽しみながらプラスのパワーに変えていこう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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カキまくり  (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2007.12.1 投稿 099) 

 

 

徹夜でカキまくった。
 
書は答えが無い分、いくら書いても飽きないんだ。
 
書で自分と、宇宙と、対話する。

 
ああ、日本に生まれてホント、よかった・・・
 
これからまだまだ書くよ。

 

 

 

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『海』~SOGEN書芸塾・塾生作品より~ (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2007.11.26 投稿 095)

 
 
11月のSOGEN塾・フリークラスでは、「」をテーマに
書で表現しました。
 
SOGEN塾では、書表現における基本的な発想法や技法も伝えますが、
ある型を習うのではなく、それぞれが持ち味を活かしながら、
独自の表現世界を創り出していくことに一番重きをおいています。
そこが、お手本を見てひたすら習うような一般の書道教室とは
大きく異なるところです。
 
専門的に見れば、線質、墨の濃淡、印の位置など、もっとこうしたら、
といったところもあるでしょうが、一番大切なのは、お手本通りに書く
ことではなく、想いを筆線にのせ、自分自身のいのちのリズムをもって
書き表すことです。
 
自由とは、実は一番大変なことなのです。
これがいいとされるものを習っているほうが、どんなに楽か・・・
しかし、字が上手くなることではなく、芸術としての書を求めるのであれば、
勇気を出して、自由の海原に、自らの力で漕ぎ出さなくてはなりません。
その航海は、ときに暗闇の中で孤独感に襲われたり、方向を見失いそうに
なることもあるでしょう。
ですが、芸術の喜び、真の歓喜は、その果てなき航海の中にこそあるのでは
ないかと思います。
 
書芸塾に集う人々は、ときに寄り添い、ときに遠くから見守りながら、
互いの成長の喜びを分かち合いつつ、人生という航海を共にする
仲間たちなのです。

 
 

2007.11.26 sea-1  2007.11.26 sea-2

 

  2007.11.26 sea-3       2007.11.26 sea-4

 

 

2007.11.26 sea-5

 

 

 
●SOGEN書芸塾ARC紹介ページ(教室紹介動画あり)
http://www.hiranosogen.jp/arc/index.html
 
●SOGEN書芸塾FACEBOOKサイト(教室の様子や塾生の作品等を掲載)
https://www.facebook.com/arctokyo 
 




 
 

韓国美女を汚す!(韓国日記~その13) (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2007.2.4 投稿 073)

 
SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene1

2007.2.4 yogoshi1

SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene2
2007.2.4 yogoshi2

SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene3

両手に華の李小波(イ・ソンパ)さん
2007.2.4 yogoshi3
島から戻り、金さんが主宰しているアートスクールへ。
ここでその日、yogoshi art performanceをすることになっている。
島での滞在が長引き、予定より2時間ほど遅れてしまったが、
アートスクールの生徒たちは先に夕食を済ませて待っていてくれた。
モデルはスクールの生徒である二人の韓国美女。
ひさびさの汚しのパフォーマンスにやや緊張する。

「書とはいかに美しくエロティックに汚すかのアート。
私が汚すことで、今宵、彼女たちは、より美しくなって
光り輝くことになる・・・」と言うと、会場から
「お~~~!」とどよめきの声が上がる。

 

照明を落とし、韓国の民俗音楽をバックに、いよいよ
汚しのパフォーマンスがはじまる・・・
金さん、李さんをはじめ、みな興味津々といった感じだ。

 

ひとたび始まったらもう周りは見えない・・・モデルと自分だけの世界だ。

汚しのパフォーマンスは書き手だけでつくるものではなく、
ある意味、モデルとのコラボレーションなのだ。
書く側と書かれる側との瞬間の交感とインスピレーションにより、
立ち表れてくるものが違ってくる。

二人のモデルになってくれた女性たちは、とてもよくやってくれた。
終了後は満場の拍手を受けて、二人とも生き生きとしていた。
李さんはパフォーマンスを見た感想をこう語ってくれた。
「すばらしいものを見せてもらいました。たしかに二人の女性は
より美しくなったと思います。」

 

モデルの女性に、「書いたものはすぐに落ちないかもだけど、
洗えば落ちるから・・・肌まで汚してすまなかったね。」と言うと、
「書いていただいて光栄です。すぐに消してしまったら
もったいないから、消えていく過程もたのしみにします・・・」
という答えが返ってきた。
砂上の書といっしょ・・・自然に消え行くもの、その消え行く
過程の中にも、エロスやロマンが込められているのだ。

 

今回の汚しのパフォーマンスは、服もモデル自身に用意して
もらったものだし、彼女たちも初めてのことで、正直言って、いまひとつ、
互いに打ち解けず、乗り切れないところがあったことは否めない。
また書いたあとに時間をかけて写真を撮りたかったのだが、
その時間がなかったのがザンネン・・・
汚しはパフォーマンスであるとともに、書かれた作品はそのとき
だけのものだから、さまざまなアングルから写真を撮影し、
それも含めて作品としたいのだ。

 

ともあれ、韓国で汚しのパフォーマンスが出来たのは、モデルを引き受けてくれた
勇気ある女性たちのおかげであり、そういった場を提供してくれた金先生のおかげ・・・
心から感謝している。

 

パフォーマンスのあとは何故かケーキが出てきて、金さん、李さんとともに

3人でケーキ入刀!
こういったワークショップやパフォーマンスを韓国で実現できたお祝い!

ということで、スクールの生徒たちが用意してくれたのだそうだ。
男3人でケーキ入刀ってのも妙だが、みんなのその心遣いをとても有り難く思った。

 

その後はスクールの生徒や筆墨のスタッフの人たちと懇親会。
一人づつの挨拶では、みな口々に今回のワークショップで受けた
感動を熱く語ってくれた。
モデルになってくれた女性たちが「このモデルを引き受けるかどうか、ずいぶん
迷ったのですが、生涯の記念になるだろうと思い、勇気を出してやりました。
でもやってほんとうによかったです!」と挨拶したが、やはり彼女たちにすれば、
大変な勇気が必要だったのだ・・・あらためて、ありがとう!

 

金さんが、みんな日本に行って、ぜひ日本でセンセイにお会いしたいと思って
いるんです、と言うので、「みんなぜひ日本に会いに来てください。」と言うと、
会場から「お~~~!」という歓喜の声?が上がった。

 

この晩、いったい何度みんなと乾杯を交わしたことだろう・・・
みな、今回のワークショップに関われたことを心から喜んでいる様子だった。

こうして、昼は島の観光、夜はパーマンスと懇親会という
ちょっとハードで熱い韓国の一日は幕を閉じたのだった。

 

 

(つづく・・・)
 

 

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