雪国人のパワーと人情 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.19 投稿 126)

 

 

今回の雪まつりのイベントに、東京から映像プロデューサーの江川知徳さんが撮影に
駆けつけてくれたことを先のブログに書いた。
イベントの晩、いっしょに宿に帰って一杯やった折、江川さんがしみじみと言った。
「十日町に来てホント、よかったです。この土地の人たちの厚い人情のようなものを肌で
感じさせてもらうことが出来ました。十日町が好きになりました。」

 

江川さんの勤める会社は銀座にあり、ふだんは銀座の夜景を眺める日々を

送っているそうだが、十日町に来て思わぬ豪雪に見舞われ、その土地に暮らす

人たちの心根に触れ、ある種のカルチャーショックを受けたかのようだった・・・

 

こんな極寒の辛い現場に来て、そんな風に思えるのは、江川さんの人柄が

素晴らしいからだろう。
ふつうの人なら、こんな撮影現場は二度とゴメンだ・・・と思うはずだ。
それにしても、彼が「十日町が好きになりました。」と言ってくれたのは嬉しかった。
 
実は自分自身も、今回のイベントを通して、故郷の人たちの情の深さというものを、
またあらためてヒシヒシと感じていた。
何かあれば、手弁当で集まってくれて、足らないものは無いか? 無いなら

ウチから持ってくると言ってくれる。作品も色々と頼んでくれたり、買って

くださったりする。また人を連れて来て紹介してくれたり、PRしてくれたりもする。
先にも紹介させてもらったが、私の作品を売るためのパンフレットまで自前で
作ってくれた友人もいる。みな、損得抜きで応援してくれるのだ。
もちろん東京にも力になってくれる素晴らしい友人はいるが、故郷の友人たちの
想いはまた格別のように思う。
それは何か親心にも似た、深い愛情とでも言ったらいいだろうか・・・
その地に降り積もる深雪のように、すべてを深く包み込む親心のようなもの・・・

この豪雪の中で、かくも盛大な雪まつりを敢行する雪国人のパワーと情の深さ・・・
それはやはり、長い雪国の歴史の中で育まれてきたものなのではないかと思う。

 

もちろん、田舎はいいことばかりではない。
保守的なところがあったり、しがらみがあったりして、ままならなぬ所もあるだろう。
自分などは、そんな田舎がイヤで、若いころ早々に飛び出したクチだ。
だがそんな自分を、故郷は親のように、いつもやさしく迎え入れてくれる。
なんと有り難いことだろうか・・・

 

生きているうちに、親にも故郷にも、十分な恩返しをすることなど、

自分には到底出来ないだろうと思っている。
それでも、少しなりとも返させてもらいたい・・・
 
ということで、今年の4月から10月まで月1回の予定で、コミュニティーセンターを
お借りして、「SOGENのあそびま書芸塾」を開かせていただくつもりでいる。
これはまったくのボランティア。
自分に出来る、せめてもの故郷への恩返しのつもりだ。
詳細については、また市報などで紹介いただくことになると思うので、

興味ある方は、ぜひそちらをご覧ください。

 
 
 
■SOGEN書芸塾ARC(教室紹介動画あり)

http://www.hiranosogen.jp/arc

 

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書芸家 平野壮弦/ SOGEN
 
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