ぼくら宇宙の子

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この宇宙が一体何モノであるのかは分からぬまでも、あらゆる命を産み育み、

生かしてくれていることは確かである。
とすれば、ぼくら人間も宇宙の子である、ということになるだろう。

だが、我が身を振り返れば、その生みの親である宇宙に感謝するどころか、

逆に半ば恨みながら生きてきたところがあるように思う。

「なぜ世の中、こんな酷いことだらけなのか」

「人生を生きることに何の意味があるのか」

「こんな世界は早いとこオサラバして楽になりたい」

などといったように。

ところが有難いことに、我が子がどんなにグレても見捨てない人の親と同じく、

宇宙もまた最期の瞬間まで、見捨てることなく心臓を動かし、ぼくらを生かそうと

してくれる。

そう思うと、もう産んで生かしてもらっているだけでも大感謝であり、

あとは何があっても、「宇宙よ、今日もありがとう!」なのだ。

-追記-

自分はボルタンスキーと同じく、魂の存在は信じてはいるが、宇宙はこうなっており、

あの世はこうだ、といったようなことを説く宗教は信じない。

そういった意味では無宗教者。というか、「宇宙教者」である。

宇宙教の信条は、「この宇宙は分からない」ということ(笑)

分からないからこそ、宇宙の真理なるものに、己の人生や芸道を通して、少しなりとも

近づいていこうというもの。

その真理は、誰か偉い人の説教を聴いて分かるようなものではなく、

自らの人生をもって探り当てていくものであり、それは書芸も含めたあらゆる

芸道にも通ずることのように思うのだ。

書芸家SOGEN/平野壮弦 関連サイト

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