韓国美女を汚す!(韓国日記~その13) (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2007.2.4 投稿 073)

 
SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene1

2007.2.4 yogoshi1

SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene2
2007.2.4 yogoshi2

SOGEN yogoshi art performance in Seoul-scene3

両手に華の李小波(イ・ソンパ)さん
2007.2.4 yogoshi3
島から戻り、金さんが主宰しているアートスクールへ。
ここでその日、yogoshi art performanceをすることになっている。
島での滞在が長引き、予定より2時間ほど遅れてしまったが、
アートスクールの生徒たちは先に夕食を済ませて待っていてくれた。
モデルはスクールの生徒である二人の韓国美女。
ひさびさの汚しのパフォーマンスにやや緊張する。

「書とはいかに美しくエロティックに汚すかのアート。
私が汚すことで、今宵、彼女たちは、より美しくなって
光り輝くことになる・・・」と言うと、会場から
「お~~~!」とどよめきの声が上がる。

 

照明を落とし、韓国の民俗音楽をバックに、いよいよ
汚しのパフォーマンスがはじまる・・・
金さん、李さんをはじめ、みな興味津々といった感じだ。

 

ひとたび始まったらもう周りは見えない・・・モデルと自分だけの世界だ。

汚しのパフォーマンスは書き手だけでつくるものではなく、
ある意味、モデルとのコラボレーションなのだ。
書く側と書かれる側との瞬間の交感とインスピレーションにより、
立ち表れてくるものが違ってくる。

二人のモデルになってくれた女性たちは、とてもよくやってくれた。
終了後は満場の拍手を受けて、二人とも生き生きとしていた。
李さんはパフォーマンスを見た感想をこう語ってくれた。
「すばらしいものを見せてもらいました。たしかに二人の女性は
より美しくなったと思います。」

 

モデルの女性に、「書いたものはすぐに落ちないかもだけど、
洗えば落ちるから・・・肌まで汚してすまなかったね。」と言うと、
「書いていただいて光栄です。すぐに消してしまったら
もったいないから、消えていく過程もたのしみにします・・・」
という答えが返ってきた。
砂上の書といっしょ・・・自然に消え行くもの、その消え行く
過程の中にも、エロスやロマンが込められているのだ。

 

今回の汚しのパフォーマンスは、服もモデル自身に用意して
もらったものだし、彼女たちも初めてのことで、正直言って、いまひとつ、
互いに打ち解けず、乗り切れないところがあったことは否めない。
また書いたあとに時間をかけて写真を撮りたかったのだが、
その時間がなかったのがザンネン・・・
汚しはパフォーマンスであるとともに、書かれた作品はそのとき
だけのものだから、さまざまなアングルから写真を撮影し、
それも含めて作品としたいのだ。

 

ともあれ、韓国で汚しのパフォーマンスが出来たのは、モデルを引き受けてくれた
勇気ある女性たちのおかげであり、そういった場を提供してくれた金先生のおかげ・・・
心から感謝している。

 

パフォーマンスのあとは何故かケーキが出てきて、金さん、李さんとともに

3人でケーキ入刀!
こういったワークショップやパフォーマンスを韓国で実現できたお祝い!

ということで、スクールの生徒たちが用意してくれたのだそうだ。
男3人でケーキ入刀ってのも妙だが、みんなのその心遣いをとても有り難く思った。

 

その後はスクールの生徒や筆墨のスタッフの人たちと懇親会。
一人づつの挨拶では、みな口々に今回のワークショップで受けた
感動を熱く語ってくれた。
モデルになってくれた女性たちが「このモデルを引き受けるかどうか、ずいぶん
迷ったのですが、生涯の記念になるだろうと思い、勇気を出してやりました。
でもやってほんとうによかったです!」と挨拶したが、やはり彼女たちにすれば、
大変な勇気が必要だったのだ・・・あらためて、ありがとう!

 

金さんが、みんな日本に行って、ぜひ日本でセンセイにお会いしたいと思って
いるんです、と言うので、「みんなぜひ日本に会いに来てください。」と言うと、
会場から「お~~~!」という歓喜の声?が上がった。

 

この晩、いったい何度みんなと乾杯を交わしたことだろう・・・
みな、今回のワークショップに関われたことを心から喜んでいる様子だった。

こうして、昼は島の観光、夜はパーマンスと懇親会という
ちょっとハードで熱い韓国の一日は幕を閉じたのだった。

 

 

(つづく・・・)
 

 

書芸家 SOGEN / 平野壮弦

 

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