1年ほど前、FACEBOOKで面白そうなオジサンを見かけて興味をもち、
フォローさせていただいた人がいる。
堀尾貞治さん。人も作品も、実にほどけているなあと。

ところが最近になって、昨年11月に他界されていたことを知って驚いた。
その後の堀尾さんのFACEBOOKページは、お身内の方が続投されておられるようだ。
で、今頃になって、堀尾さんが只者ではなく、国内外で様々なアート活動を行い、
ニューヨークのグッゲンハイム美術館でパフォーマンスをするほどの著名な美術家
であることを知った。
いや、有名無名の問題ではなく、堀尾さんが遺された作品や言葉に触れた時、
魂の次元で、とても自分と近い人だったのだと今更ながら気付き、偉大な先達が
旅立ってしまわれたことへの深い哀しみと同時に、同じ時を生きていたのだという
喜びの気持ちが湧き上がったのだった。
堀尾さんは書もよくしておられ、その書を見ると、おまえさん、まだまだ
カッコつけてるねー、と言われているような気がしてならない。

(画像は堀尾貞治さんのFACEBOOKページからお借り)
自分は、子どもにしろ大人にしろ、書道の門外漢である人から大きな気付きを
与えてもらうことがよくあるのだが、特に堀尾さんの書は、その言葉も含めて、
まさに今の自分に向かって投げかけられたかのように感じている。
以下に、自分の胸に深く刺さった堀尾さんの言葉から、抜粋してご紹介させていただく。
「今」
「よろこべ」
「すべてチャンス」
「手で見る」
「神と勝負」
「その人の精神に比例してものごとは動く」
「身辺に芸術は充満している」
「新しい芸術はまったく違うところからやってくる」
「明日を最も必要としない者が最も快く明日に立ち向かう」
「自分の行為は世界に響いている」
「仕事は死の瞬間に決まる」
堀尾貞治
地球滞在中は、ついぞお目にかかれませんでしたが、堀尾さん、
こんな自分の中にも、堀尾さんは今もイキイキと生きてますよ!
書芸家SOGEN/平野壮弦 関連サイト
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