野に咲く草花のように

 

 

先日、所用で新潟に帰省した折に、六日町の川べりで、咲き誇る草花たちと出会いました。
手入れの行き届いた庭園や公園の草木もいいけれど、やっぱり自分は、野辺に自然に咲く
草花が好きだなぁと・・・
そこには人の手が入っておらず、彼らは天地自然に育まれるままに、のびのびと生きている。
都心にも緑はあるけれど、そのほとんどが人の手によって管理されていて、「おまえは
そこにいて良し」という、人間様のお許し無しには生きられないことになっています。

 

95歳で亡くなられた自然農法家の福岡正信さんが、「何もしないことが最高の農法になる。」と
語っておられましたが、何もしないというのは、ただほったらかしにしておくということではなく、
余計な手出しはせず、寄り添い成長を見守りながら、共に生きる、という心なのだろうと。
そして、人にもまた同じことが言えることではないかと思うのです。
 
人間が自分以外の人間を力づくで従わせようとする行為は、草花を人間の好みに合わせて
変えようとするのにも似て、その生はどちらも、「他者によって許され、管理された生」です。
もちろん、そこにもまた、ある種、人間の美意識に響く某かがあるのでしょうし、
だったらジャングルに住めと言われても、それもまた出来ませんが・・・

 

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人もまた、草花同様、この宇宙、大地自然の子であることを思えば、人間社会における子育ても、
人間同士の関係も、相手の声を聞かず、ただ自分の思い通りに変えようとする行為は、自然に
反して他者の生命力を奪っていくことに繋がるように思います。
 
人間にはエゴや支配欲がありますから、とても草花のようにはいかないでしょうが、そのことを
心に留め置き、自然に習うことで、人間も少しはマシな方に向かって進んでいけるような
気がするのです。

 

 

福岡正信 自然農法家
https://www.youtube.com/watch?v=aBtaRJvvsK0

 

 

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