豪雪と角さんに想う

 

またまた豪雪にみまわれた十日町で、3日間の救援活動。
雪害で亡くなる人は、事故死ではなく戦死だと思う。その最前線に立っているのはお年寄り。
ドカンと一発の災害も恐いが、雪国は毎年、災害にあっているようなものなのだ。

 

かつて田中角栄首相が「県境に高い山があるから新潟に雪が降る。その山をぜんぶ
ダイナマイトで吹っ飛ばせばいいんだ。そうすれば新潟に雪は降らなくなる。」と言った。
奇想天外な話だが、雪国に住む人たちの切ない気持を代弁しているように思う。
「爆破した山のガレキはどうするかって? ご心配なく。日本海に運んで埋め立てて、
佐渡まで陸続きにすればいいんです。」と嘯き、「せっかく、こんなにいいことを言って
いるのに、どこも記事にしない。」と嘆いてみせるあたりに、いまどきの政治家にない
ふてぶてしさと茶目っ気を感じる。
昔ながらのオヤジタイプで、自分と性が合うとはとても思えないが、大人物であった
ことに間違いない。

 

宰相の器は書をみるとわかる。田中角栄はいい書を書いた。
それは字が上手いとか下手とかいったことではなく、書に表れる人品骨柄の問題。
いまどきの日本の政治家も、もう少しマシな書を書いて気骨を示してほしいもんだ。
この際、SOGEN書芸塾に「政治家特訓クラス」でもつくろうか・笑

 

 

 

書芸家 平野壮弦/ SOGEN
 

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アール・ブリュット『空中ギャラリー・フラッグアート展』

 
 
フォーラムチラシオモテweb[1]

 

中野サンモールで開催中のアール・ブリュット『空中ギャラリー・フラッグアート展』

見ました。行ってよかった、アール・ブリュット!
サンモールの天井から吊り下げらえれたフラッグによる展示で、オリジナルではありま

せんが、大いに感動。
通りすがりの人たちはほとんど見向きもせず、こんなに眺めていたのは自分だけでした

が(笑)、こういったアートが街の中に出ていくのは素晴らしいことだと思います。
「アール・ブリュットってご存じですか?」という問いかけから始まる展開も、いいなぁ

と思いました。

 

28日まで『アール・ブリュット -人の無限の創造力を探求する–2013~フォーラム&

街角アール・ブリュット展~』の一環として開催しています。

 

 

アール・ブリュット(仏:Art Brut )って何?

 

・加工されていない生(き)の芸術

・正規の美術教育や文化潮流とは全く無縁の文脈によって作者独自の方法と発想により

制作された芸術

・障害者のアートのみに留まらず、もっと広範囲の作品を意味する言葉

 

 

 
 

書芸家 SOGEN / 平野壮弦

 

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『染めの小道』

 
 
『染めの小道』

 

私の仕事場がある中井・落合界隈は、神田川、妙正寺川の水質に恵まれ、

江戸時代より手描き友禅や小紋などの名品を産出、京都、金沢にならぶ

染めの三大産地として名を馳せていました。  
 
『染めの小道』は街全体を

染物のギャラリーにみたてた一大イベント。

川に反物をかけた「川のギャラリー」や、各商店の軒先にかけられた

のれんアート等をお楽しみいただけます。信用金庫や郵便局にのれんが

かかっていたっていいじゃないか!てな感じで、ふだんは目にすることの

できない 風情を味わうことができます。

 

ちなみにこの『染めの小道』のロゴ書は友人のデザイナー・井上抱月さんの手になるもの。

 

イベントは明日24日まで。  ご興味ある方はどうぞお運びください。

http://www.somenokomichi.com/event.html

 

 

2013.2.23 somenokomichi書道

(写真はWEBより転用させていただいたものです。)

 

 

 

 

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白隠

 

 

hakuin1Bunkamuraミュージアムで開催された『白隠展』を観る。
白隠の画はまるで漫画だ。落書きするかのような遊び心で
自由に描いている。内容もユーモラスで楽しいものが多い。
書も平気で書いて、書家の書にみられるような技巧的な
いやらしさが微塵も感じられない。
 
白隠は才能豊かな人で、そのセンスと技量をもってすれば、
誰もが唸るような卓越した書画を容易に描けたはず。
だが白隠は、そういった方向には向かわなかった。
白隠にとって、書画は美術品ではなく、佛法を庶民に
わかりやすく伝えるための方便であり、禅の心の在り様を
自らの筆跡を通して具現化したものであったのだ。

 

 

 

 

 

 
 

hakuin4数ある白隠の書画の中で、私が最も注目したのがこの二幅。
秋葉山大権現』『金毘羅山大権現

 
ふつう、こんなに下が詰まったら書き直すものだ。
だが白隠はこれで良しとする。
しかも、二幅目もまったく同じように詰まっている。
これは一幅目に合わせてワザと詰まらせたわけではなく、
書くときの心持ちが一幅目のときとまったく変わっていない

ことの表れであろう。
作品として上手くまとめようなどという気はさらさらない。
いまこの瞬間の己がいのちの在り様、すなわち仏性のままを

書き表して良しとする、禅の極意の体現である。

 

 

白隠の書画の真の素晴らしさと魅力は、ユーモラスな画や書を

形作る筆線に表れた、何事にもこのこだわらない、その心の在り様

にあるといえるだろう。
 

 

 

 

 

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インプット×アウトプット~仮名作家・金子紀子さんの講義に想う

 

 

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2月のSOGEN書芸塾ARC・創作クラスでは、仮名をテーマに、ARC塾生で仮名作家の
金子紀子さんに特別講義をしていただいた。
仮名の歴史、特に変体仮名についての講義後、銘々が自分の好きな言葉を
変体仮名を使って創作し、実に楽しく刺激的な講義となった。
また金子さんが、参加者全員の名前を変体仮名で即興連綿するという
スペシャルパフォーマンスも披露くださり、会場が深い感動に包まれた。
 
金子さんは東京女子大学・大学院で古典文学を学び、先日卒業されたばかり。
仮名作家としての力量に文学の教養が加わったことで、その世界観はより広がり、
深まりを見せているように思う。
本人は、初の体験でどこまでできるか自信が無いようなことを言っていたが、
実に堂々たるもので、その陰には、長年培ってきた技量と教養に裏付けられた
自信が秘められていたように思う。
 
都内の図書館に勤めていた折に、拙著『汚し屋 壮弦 俺の書でイケ』と出会い、
SOGEN書芸塾ARCの門を叩いたという金子さん。
SOGEN書芸塾は、これまで多くの人材を輩出しており、一時は毎日新聞WEBの
若手女流書道家コーナーが、ほとんど書芸塾出身者で占めたこともあった。
が、中には1,2年通っただけで書道家を名乗り、個展を開いているような人たちも
少なくなく、どんな活動をするのも自由だが、インプットも十分でないうちから
アウトプットに精を出すのは、ガソリンの無い車で走りだそうとするようなもので、
先行きがおぼつかないように思えたものだ。
 

その点、金子さんは長い年月をかけて自らの感性と技量とに磨をかけてきた。
本人は「素人ですから・・・」と言うが、国内外でなんちゃって書道家が横行する昨今、
こういう人にこそ、日本の文化を語り、書の心を伝えてほしいと思わずにはいられない。
 
経済重視の現代では、短期間で成果を出すことが求められることから、何事においても、
インプットよりアウトプットのほうに比重が置かれがちなように思う。
書においても、昔は生涯をかけて自分の書を創り出すという長期熟成型だったのに比べ、
今は書道展に入選したり、人目につくような事をしたりすることのほうが優先される、
短期促成型の時代。目立ったもの勝ちのようなところもあり、若いタレント書道家や
女流書道家によるパフォーマンスなどが流行ったりする理由もそこにある。

 
アウトプットも大切だ。目立ってなんぼのこの世界、臆さずどんどんイケばいい。
ただ本当に良い仕事をしたいのであれば、枝葉を見せびらかすよりも、
人生の中で大きな幹を育てることに心を注ぎたい。
今回、金子さんの講義を聴かせてもらい、あらためてそう思ったのだった。
 
 

 
 
FACEBOOK SOGEN書芸塾ARCサイト
※今回の金子紀子さんによる講義風景や仮名による即興パフォーマンスの模様、
塾生の仮名作品が載っています。
https://www.facebook.com/arctokyo
 
SOGEN書芸塾ARC公式サイト
※教室の様子やご案内が載っています。
http://hiranosogen.jp/arc/index.html
 
 




 
 

デジタルVS.アナログ

 

 

現代はデジタル化の時代だ。
あらゆるものはデジタル化されることで、単純化され、スピード化され、広範化される。
つまり、シンプルで分かりやすくなり、よりスピーディーに処理され、より多くの人々に
情報を伝えることが可能となる。

 

デジタル化とは、事物の複雑な構成要素から本質と目されるものを抽出するということ
でもある。
たとえば、リンゴの絵を手で描くとする。
手で描くこと自体はアナログ的行為だが、描き手がそのリンゴから受けた何かしらの印象を
抽出して表現するという意味において、それは抽象表現であり、リンゴの絵は、リンゴという
実態を人の手によりデジタル処理したものである、という見方もできなくはない。
また、そのリンゴの絵をパソコンに取り込んだり印刷したりすることは、機械を使って
完全なるデジタル化をほどこす、ということにほかならない。

 

デジタル化は生活や仕事の中で生ずるさまざまな物事を分かりやすくスピーディーに処理して
いくことが可能なことから、今後とも、人類があらゆる面において、デジタル化の道を突き
進んでいくことは間違いない。
 
一方、デジタル化・単純化することで、さまざまなモノが切り捨てられていくことにもなる。
デジタル化できるもの=計算できるものであり、計算できないものは除外されていく。
だがどうだろう。実は、最新のコンピューターでも計算できないもの、つまりアナログの
世界にこそ、未知の魅力や可能性が秘められているのではないか。
デジタル化を進めると同時に、より一層アナログに目を向けていくことは、時代の要請なのだ。
書芸は、そのアナログの世界に遊飛し、来たるべき未来に向け、見えざるものの存在を問うて
いく術なのである。

 

 

 

 

書芸家  SOGEN / 平野壮弦

 

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SOGEN書芸×小千谷ちぢみ in 東京ギフトショー

書道家

東京ビッグサイトで開催中の「東京インターナショナルギフトショー」へ。

SOGEN書芸と世界文化遺産・小千谷ちぢみとのコラボレーションによる

タペストリー(写真)が特別展示されたことから御招待いただいたもの。

 

東京ギフトショーは、2500社もの会社が出展し、わずか3日間で

来場者20万人を記録するほどの大イベント、

主に企業間の商談や情報交換の場として利用されているという。

さながら祭りの屋台のような賑わいで歩いているだけでも楽しいが、
そこは名立たる企業が選りすぐりの商品を並べ、凌ぎを削る戦場でもあるのだ。

 

タペストリーの制作は、小千谷ちぢみによるさまざまな人気グッズを

世に送り出している水田株式会社さん。

水田さんの展示スペースは上位の人気を誇り、好評を博しているとのこと。

書を活かした商品開発に関しても色々とお話をいただく。

互いに協力し合いながら、一つずつ現実のものとしていきたい。

 
おまけです!

書道家
東京ギフトショー:2月8日まで、東京ビッグサイトにて。

SOGEN NEW WEBSITE: 『書による商品制作、共同開発のご提案』http://www.hiranosogen.com/cooperation/index.html

 

 




 
 

「平野壮弦・書芸ワークショップ in 長岡」の御礼と御報告

 
 
16.1111「平野壮弦・書芸ワークショップ in 長岡」参加者のみなさんと

 

 

2.2(土)
 
長岡市のデザイン会社ネオスさんの『ネオスニュース~デザインの力』100号記念企画として

開催いただいた「平野壮弦・書芸ワークショップ」、お陰様で素晴らしい場、素晴らしい時間

となりました。
 
今回のワークショップでは、まずコマーシャル・カリグラフィーから書芸アートまで、
写真や動画をご覧いただきながら幅広くレクチャーした後、SOGENがパフォーマンスを披露、
その後、お題を元に自由創作、最後はみんなでコラボ制作をしました。

 

ネオスの若い社員の皆さんのご協力のおかげで準備も万端、多数の方々にご参加いただき、
自由な書芸を体感していただくことができました。
ネオスさん、ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

 
 
~書芸は、筆線でいのちのリズムを表すことを通して響き合う芸術~
 
 

今後とも、各地でこのようなワークショップを重ねていきたいと思っております。
日本全国から海外まで、どこにでも参ります。どうぞお気軽にお声がけください。
 
 

創作風景、作品写真
 

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SOGENの書道(書芸)パフォーマンス
SOGENへの講演依頼や書道パフォーマンスについての詳細はこちらをご覧ください。

http://www.hiranosogen.com/performance/index.html

 

 

書芸家 SOGEN / 平野壮弦

 
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