舞 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.29 投稿 134)

 
 
2008.2.29 先の日記で、音楽は陰陽が感じられる曲が好きだと

書いたが、舞踏もいっしょ。

もちろんバレーやモダンダンスにもいいが、やはり

日本で生まれた歌舞伎や能、近現代のアングラ系の

舞踏のほうが日本人のアイデンティテーには

フィットするような気がする。

 

昔、アメリカの最新のモダンダンス集団の公演を見て、

ダンサーたちの鋼のような筋肉美と、その超人的な

肉体が繰り広げるパワフルな踊りに圧倒されたこと

があるが、自分の好みはやはり陰のある舞踏。

土方巽(ひじかた・たつみ)を祖とする山海塾や、
麿赤児率いる大駱駝艦などにそそられるところがある。

 

 

 

 

かつて60年代に、暗黒舞踏の創始者である土方巽が、
欧米で生まれたバレーは宙を舞い飛ぶが、日本は農耕民俗であり、地を這うように
大地とともに生きてきた・・・その日本人に合った舞踏があるはずだとして、
世界中が度胆を抜くような、日本発の新たな舞踏を生み出した。
暗黒舞踏の命名者は青島幸男、じゃなかった、三島由起雄だ。
言い得て妙・・・まさに暗黒の世界で蠢く人間の業や性情を表現するかのような土方の舞踏には
ピッタリだったんじゃないだろうか。
まるで地獄世界を表現するかのような、ある意味、狂人的な舞踏ゆえ、好みは分かれるだろう。
世の中、明るく楽しいものに惹かれる人のほうが多いだろうから・・・
けれども、その明るさや楽しさの対極にある悲哀や苦悩を秘めてこそ、すべてのものが
真に美しく輝くんじゃないか。

それは書も含めたすべてのアートに言えることのように思う。

 

 

 

 

書芸家 平野壮弦/ SOGEN
 
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アイヌ・ケルトの文化に思う/Sさんからのメール (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.27 投稿 133)

 

 

日頃お世話になっている大手広告代理店のSさんが、十日町雪まつりの雪上カーニバルの
ブログを見てメールをくださった。
Sさんは大阪花博をはじめ大きなイベントを数多く手がけてこられた名プロデューサーで、
大学などでも講師として招かれ、コミュニケーションに関する講義などもされている方だ。
そのSさんからいただいたメールの内容が大変示唆に富み、また書芸術の核心にも触れるもの
だったので、Sさんの御承諾のもと、以下に原文のまま転載させていただく。

 

 

ブログで雪のファッションショーを見ました,
せっかくだから,雪ありきで舞台設定をしたらいいと思います.

雪が降るの舞台の上を,蛇の目をさしたモデルが行き来,
雪は巨大扇風機で方向調整をしたり,巻き上げたり,
数台使って渦巻き状にしたりできないか,
照明演出と絡ませると面白い背景ができそうです.

 

 

雪舞台のファッションショー,こぼれ話,

 

アイヌ模様と,アイルランドのケルト模様,両方ともに,好きなデザイン,
この二つの図案には共通項を感じる,
その両者のデザインが描く,カーブの繰り返しや重なりは,
猛吹雪による雪の舞いのパワフルな螺旋が原型では無いかと,

 

アイヌもケルトも,緯度は違うが,経度は近い,共に生活基盤の半分は雪の中にあり,
その幻想的な雪の舞いが,彼らのモチーフでは無いかと思う.
(死ぬほど怖い吹雪ながら,ゆえに持つ,超自然の美しさあり)

扇風機を使った雪舞台の背景演出案の裏には,そんな風景のイメージありきです.

 

 

ここから脱線しますが,

アイヌも,ケルトも,共に文字を持たない文化,だから模様だけに込める情熱も強烈であり,
デザイン的に研ぎ澄まされた感じがする.

アステカやインカ,マヤも文字を持たない文化,これらも上記と同じ迫力がある.
あれこれ表現の方法論があると,なんか表現力が薄まる感じもする.
手段も,会話/手紙/電話/FAX/メールとなると気ぜわしいだけ,
昔のような,見えて聞こえる範囲の,叫び1発,ノロシ1本,ぐらいの方が,
コンセプチャルであり,かつ雄弁だ.

 

書は,基本的には文字なんだけれど,漢字は絵文字を原型に持ちながら,
いまではかなり抽象的,かなり構造的(つまり論理的)である.
これらを解きほぐし,もともとの絵が持っていたポリシー(つまり感覚的)に立ち戻ると,
じゃ,どんな表現になるのか?,

ときにアバンギャルドな書を見ていると,書は,そんな中間的な領域も描くことが
できるのかな,などと,思ったりしています.
実は中間では無く,絵と文字,両者の魂の炙り出しができるかも知れない.

 

ケルトも,アイヌも,アステカ,インカ,マヤも,そのまま文化が継続していれば,
高度なコミュニケーションの必要性から,やがて文字が生まれたかも知れない,
しかしその前に,アイヌは江戸~明治に吸収され,ケルトはイギリスに吸収され,
中南米はスペインに滅ぼされて,検証不可ながら,思うに,彼らはいまでも高度な
コミュケーションを必要とせず,文字は必要としない文化のままなのかも知れない,
いまどっぷりとコミュニケーションの仕事をやっていながら,最近の情報過多の
社会の中での反作用なのか,文字を持たない文化に憧れたりする.

 

 

以上がSさんから戴いたメールをそのまま転載させていただいたが、奥深い内容で、
色々と考えさせられるところがあった。
また折をみて、書芸術を語るにおいて、あらためて触れさせていただけたらと思う。

 

 

 
 

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書芸の核心~人間の直感、電脳に勝る (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.26 投稿 132)

 
 
読売新聞の2月25日付けの朝刊のトップページに面白い記事が出ていた。

『日本の知力~人間の直感、電脳に勝る』と題して、将棋の話題が載っていたのだ。
(ちなみに最近はメッキリ指さなくなったが、子どものころから将棋が好きで、いちおう
日本将棋連名の三段をもらっているので、将棋の記事にはつい目が・・・)
 

記事によれば、全宇宙の星の数が10の22乗、チェスの局面数は10の20乗、そして、
取った駒も使える将棋の指し手の数は10の71乗だそうだ。
まさに天文学的な数字である。

 
で、チェッカー(北米で生まれたハサミ将棋)のようなゲームはコンピューターによって
解明されたらしく、その結論は引き分け。
将棋の場合はまだ最新鋭のスーパーコンピューターをもってしても計算が追いつかず、
解明されていない。
一昨年のこと、最強のコンピューター将棋ソフト「ボナンザ」とプロ棋士の渡辺竜王が対局、
人間が勝利したことが話題となった。
1秒間に数億手を読むことが可能なコンピュータ-の計算力に、人間の直感力が勝った、という
わけで、読売新聞の『人間の直感、電脳に勝る』という記事のタイトルはここからきている。

 
 

新聞の二面には、かつて将棋界において7冠制覇という偉業を成し遂げた、天才棋士・

羽生善治さんへのインタビュー記事も載っていて、これがまた面白い。
コンピューターは全ての指し手をモノすごい勢いで読んでいく。
それに対して人間の場合は、せいぜい数十手先までしか読めないものの、
直感力を鍛えていくことで、逆に無駄な手をどんどん捨てていくのだという。
経験によって「大局観」を磨いていくことで、いちいち全ての指し手を読まずとも、
最善手、またはそれに近い指し手を、天文学的な数の指し手の中から選び取ることが
出来るようになる、というのだ。
最新鋭のスーパーコンピューターの計算力をもってしても捜し出せないような最善手を、
人間は直感によって掴み取ることができるというわけで、これはスゴいことだと思う。
 

直感により、無駄を省き、真を得る 
 
書芸もまた同じだと思う。
この電脳社会にあって、瞬時のインスピレーションにより書き表す書芸は、
直感力を鍛えるという意味においてもまた最高の術の一つといえるだろう。

羽生王将が「美しい形は計算ではわからない。」と述べているが、その点も同様だ。
「これが美しい形なのだから、こう描け」とコンピューターにデータにインプットしたら、
コンピューターはその通り描き出しもするだろうが、コンピューター自体は美など感じないし
分らない。コンピューターは過去と今を扱えるが、未来を描くことは出来ない。
人間だけが未来を描くことが出来るのだ。

 
 

書を真っ白な紙面に書く・・・
そのとき、自分の頭の中にある過去のデータや見本だけに頼って書くとしたら、
それはコンピューターが書いているのと大差がないことになるだろう。
ちまたの書道展で見る書が総じてツマらなく思えるのは、「こういう書が立派な書、
上手い書」といった過去のデータに書き手が囚われてしまっているからなんじゃないか。
子どもが書く書が素晴らしいのは、そういったものに囚われず、精神が自由だからだろう。
固定観念に囚われず、直感によって自由自在な表現ができたなら素晴らしい。
それでこそ正真正銘の「書の達人」ということになるのではないか。

 
 

人間という生物の最大の特徴、そして最大の生き甲斐とは、もしかしたら、直感を磨いて
新しい世界を生み出していくことなのかもしれない。人間だけにそれが出来る。
もう人間やめたい、ネコや鳥になりたいなんてと思う時もあるだろうが、せっかく人間に
生まれたのだ。イカさないまま死ぬのはもったいないんじゃないか。
表に現れていないだけで、人間誰しも、スーパーコンピューターも追いつかぬ直感力と
創造力とを備えているのだ。
それは別な言い方をすれば、どんな人の中にも神がいる、ということ。
神を信ずるとは、自分自身を信ずるということだ。
たとえ自分自身がイヤになることがあっても、自分の中に神がいる。
人間がイヤになることがあっても、その人間の中にも、また神はいるのだ。
 
 
2008.2.25 読売新聞 朝刊トップページより
 

2008.2.26-1
 
 

2008.2.26-2

 

 

 
 

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『優』/ SOGEN書芸塾・直伝クラス・塾生作品より (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.25 投稿 131)

 

 

『優』/SOGEN書芸塾・直伝クラス・塾生作品より

 

絵と書のはざま・・・
書か絵か?なんてことはどうでもいいんだ。
書でもあれば絵でもある。
書はもともと象形文字から生まれたのだから、絵的な要素があって当たり前だ。
ただ西洋の絵画とちがうところは、空間を捉えて一瞬にして書き上げること。
瞬時に書かれた線の一本一本と空間の生き死にが、作品の成否を決める。
さあ、伝統的な文字造形を超えて、どこまで自由に遊び、どこまで自身の想いを
込めることができるか・・・

 
 
2008.2.25-1

2008.2.25-2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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子どもの書 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.24 投稿 130)

 

 
長岡市立旭岡中学校で、1年生を対象とした課外授業をさせていただいたときに、
子どもたちが書いた書です。
 
子どもは、天才だ!!!
 
 

 
2008.2.24-1

2008.2.24-2

2008.2.24-3

 

 

 

 

 

 

 

2008.2.24-4

2008.2.24-5

 

2008.2.24-6

 

 

2008.2.24-7

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2008.2.24-9

2008.2.24-10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2008.2.24-11

2008.2.24-12

2008.2.24-14
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 
 

 

 

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詳細はこちらをご覧ください。

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想 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.23 投稿 129)

 
 

 
2008.2.23 人を想うとき、心が安らぐのはなぜだろう
 

 人が寂しくなるのは、もしかしたら

 
 自分のことしか考えていないから、
 
 なのかもしれない・・・
 

 人のことなんてかまってられない?

 
 いや、ちがうんだ・・・

 
 人を想うのは自分自身のため

 
 想いや祈りは自分自身を救い

 
 世界を変える
 
 だから、想いや祈りは大切なんだと思う

 

 

 

 
 
 
 
 
 
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職人 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.22 投稿 128)

 
2008.2.22...

 

 

岡本太郎は「アルチザン(職人)になるな、

芸術家たれ。」と言ったけど、自分はつくづく

職人気質だなぁと思う。
ロゴ書なんか書いていると、楽しくてしかたがない。

 

ヒ~じいちゃんは大工で名工だったそうだ。
十代で棟梁になって県庁舎まで建てたという。

自分の職人気質は、もしかしてヒ~じいちゃん

から来てるのかな?
ジ~ちゃん、これからもよろぴく頼んます!
パンパン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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広告デザイン書道(書芸)の効能について語っております。

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母校・十日町市立川西中学校・陸上部応援グッズ (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.20 投稿 127)

 

 

 

2008.2.20-1 のぼり~”魂走”

 

書を書かせていただいた母校の新潟県十日町市立・川西

中学校の陸上部の応援グッズを、顧問の関口芳平先生から

いただいた。

 
のぼりには、ご希望により「魂走(魂の走り)」と揮毫。
魂の走りって、何なんだ?と思う方もおられるだろうが、

スポーツはすべからく、肉体だけのものではなく、

メンタルな部分、もっといえば、魂の部分に関わるもの

ではないかと思う。
球技などでも昔から「一球入魂」などと言うし、

陸上競技でいえば、1月に開かれた大阪国際女子マラソン

の福士加代子の走りなど、まさに魂の走りと言えるのでは

ないだろうか。

 
この書をプレゼントさせていただいたのは、母校であると

いうばかりでなく、それこそ顧問の関口先生の熱い魂に

心が動かされたからだ。
これだけ熱い先生もそうはいないだろう。忙殺される中に

あって、惰性に流されず、常に前向きに新しいことに

チャレンジしていこうとする姿には敬服する。
こういう先生に巡り会った生徒は幸せだと思う。

 
この「魂走」ののぼりの出来栄に、関口先生は痛く

感激してくれた。
運動不足の自分も、こののぼりを見ていると、

なんだか走ろう!という思いが湧いてくる気がする

から不思議だ。こんなのぼりは他になく、さぞや

大会で目立つんじゃないかと楽しみにしている。

 
ちなみにバックの黄色は新潟県の陸上のチームカラー

とのこと。紺色にすればシブいが、黄色は元気が出る

色で、またいいのではないかと思う。

 

 

 

 
 

2008.2.20-2 Tシャツ~”自分を超えろ!!”
 
昨秋のブログにも書いたが、全国中学生ジュニア

陸上大会の前日、関口先生とお会いする機会があり、

その折に、せめてもの応援の気持ちと思い

「自分を超えろ!!」と書いた色紙をプレゼントさせ
ていただいた。その色紙を大会当日の朝、選手に
見せて激励したところ、中学2年生の女子選手が
走り高跳びで自己新記録を出して優勝を果たした
とのこと。
暴風雨の中での自己ベストを出しての優勝、中2で

日本一という快挙を成し遂げたのだ。
もちろん、色紙の効能で新記録が出せたわけでは

ないが、まさに自分を超えてくれたわけで、
我がことのようにうれしかった。
その後、その書を使って陸上部のTシャツを

作りたいとのお話をいただき快諾。
生徒たちは皆、喜んで着ているそうだ。

 
 
 
 

2008.2.20-3

 

 ウインドブレーカー~”NIIGATA 十日町”

 

のぼり用に書いた「NIIGATA~十日町」の

書を使ったウインドブレーカー。
自分もこれを着て、ちょっとは運動しよう

かな・・・?笑
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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雪国人のパワーと人情 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.19 投稿 126)

 

 

今回の雪まつりのイベントに、東京から映像プロデューサーの江川知徳さんが撮影に
駆けつけてくれたことを先のブログに書いた。
イベントの晩、いっしょに宿に帰って一杯やった折、江川さんがしみじみと言った。
「十日町に来てホント、よかったです。この土地の人たちの厚い人情のようなものを肌で
感じさせてもらうことが出来ました。十日町が好きになりました。」

 

江川さんの勤める会社は銀座にあり、ふだんは銀座の夜景を眺める日々を

送っているそうだが、十日町に来て思わぬ豪雪に見舞われ、その土地に暮らす

人たちの心根に触れ、ある種のカルチャーショックを受けたかのようだった・・・

 

こんな極寒の辛い現場に来て、そんな風に思えるのは、江川さんの人柄が

素晴らしいからだろう。
ふつうの人なら、こんな撮影現場は二度とゴメンだ・・・と思うはずだ。
それにしても、彼が「十日町が好きになりました。」と言ってくれたのは嬉しかった。
 
実は自分自身も、今回のイベントを通して、故郷の人たちの情の深さというものを、
またあらためてヒシヒシと感じていた。
何かあれば、手弁当で集まってくれて、足らないものは無いか? 無いなら

ウチから持ってくると言ってくれる。作品も色々と頼んでくれたり、買って

くださったりする。また人を連れて来て紹介してくれたり、PRしてくれたりもする。
先にも紹介させてもらったが、私の作品を売るためのパンフレットまで自前で
作ってくれた友人もいる。みな、損得抜きで応援してくれるのだ。
もちろん東京にも力になってくれる素晴らしい友人はいるが、故郷の友人たちの
想いはまた格別のように思う。
それは何か親心にも似た、深い愛情とでも言ったらいいだろうか・・・
その地に降り積もる深雪のように、すべてを深く包み込む親心のようなもの・・・

この豪雪の中で、かくも盛大な雪まつりを敢行する雪国人のパワーと情の深さ・・・
それはやはり、長い雪国の歴史の中で育まれてきたものなのではないかと思う。

 

もちろん、田舎はいいことばかりではない。
保守的なところがあったり、しがらみがあったりして、ままならなぬ所もあるだろう。
自分などは、そんな田舎がイヤで、若いころ早々に飛び出したクチだ。
だがそんな自分を、故郷は親のように、いつもやさしく迎え入れてくれる。
なんと有り難いことだろうか・・・

 

生きているうちに、親にも故郷にも、十分な恩返しをすることなど、

自分には到底出来ないだろうと思っている。
それでも、少しなりとも返させてもらいたい・・・
 
ということで、今年の4月から10月まで月1回の予定で、コミュニティーセンターを
お借りして、「SOGENのあそびま書芸塾」を開かせていただくつもりでいる。
これはまったくのボランティア。
自分に出来る、せめてもの故郷への恩返しのつもりだ。
詳細については、また市報などで紹介いただくことになると思うので、

興味ある方は、ぜひそちらをご覧ください。

 
 
 
■SOGEN書芸塾ARC(教室紹介動画あり)

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『一筆書きます!~SOGEN楽書きライブ』 (〜SOGEN blogバックナンバ〜 2008.2.18 投稿 125)

 
 
2008.2.18

雪の中のSOGENのショップ
写っている人は、東京から撮影に駆けつけてくれた(株)時空映像(現在、エガワンダーとして独立)
の江川知徳さん。十日町でのイベント・パフォーマンスの模様をすべて撮影記録してくれました。

御礼の気持ちを込めて、「感謝」のニ文字を書かせていただいた。

 
 
2.17(日)
 
十日町雪まつり「SOGEN書芸イベント」2日目(最終日)

 

本日のイベントは『一筆書きます!~SOGEN楽書きライブ』。
コミュニティひろばの特設テントを一梁お借りし、作品をディスプレー、
来てくださったお客さんに、ご希望の文字や言葉を書かせていただいた。

 

『一筆書きます!~SOGEN楽書きライブ』を初めてやったのは、かれこれ15年も昔のこと、
長岡市の路上で、道ゆく人を相手に始めたのが最初だった。
東京に出てからは、日本橋や巣鴨の路上でもやった。
そのあたりのエピソードは拙著『汚し屋 壮弦・俺の書でイケ!』に書いた通り。
色々あって面白かったな。
今は路上ではあまり書くことはないが、こうした機会に折をみてやらせてもらっている。

 

今回は大雪もあって、お客はいつもより少なかったけど、それでも子どもからお年寄りまで
大勢立ち寄ってくれて、ありがたかったよ。
新潟アルビレックスのプロバスケットボールの顔である長谷川誠選手も一家で立ち寄ってくだ
さった。奥さん長身で美人! むすめさん、メッチャ可愛い! 長谷川選手、ありがとう。
 

一筆書きます!~SOGEN楽書きライブ』動画
 http://www.myspace.com/video/vid/30948878

 

 

楽しくもキツかった今回の地元での書芸イベントも、大勢の方々のご協力のもと、
おかげさまで無事終了。
このイベント実現のために奔走・ご尽力くださったネージュくんとそのご家族、
雪まつり実行委員会と十日町商工会議所の皆さん、繭の会の皆さん、
お手伝いいただいたEさん、Sさん、同級生のみんな、東京から撮影に駆けつけて
くださった(株)時空映像のEプロデューサー、そして大雪の中、ご来場くださった皆々様に、
心から感謝の意を表して、今回のイベント日記を終えたいと思う。
豪雪の中、皆さん、ほんにまあ、大ごくろうさまでした。

 

 
SOGEN 雪に挑む!』動画 
http://www.myspace.com/video/vid/30948527
 
十日町雪まつりオープニンパフォーマンス』動画
http://www.myspace.com/video/vid/30948732

 
書芸家SOGEN プロモーションムービー
 http://www.myspace.com/video/vid/13830344
 
 
 
SOGENの書道(書芸)パフォーマンス
http://www.hiranosogen.com/performance/index.html

 
 
 
 
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