
今日は『粋』と『極』という二つの書を納めさせていただいた、野村不動産プラウドタワー
千代田富士見マンション・モデルルームの内覧会に伺いました。
これまでも国内最高額の億ションルームに書を入れていただいていますが、今回もまた、
北青山にあるフォワードスタイル株式会社さんのコーディネートによる希少な物件。
飯田橋駅から徒歩1分の最高の立地にある物件で、販売開始から1ヶ月で全住戸完売という
驚異的な記録を残したとのことです。
書を納めさせていただいたのは4月のことですが、実際に飾られた現場を拝見するのは初めて。
う~む、フォワードスタイルさん、相変わらず、素晴らしいお仕事をされています。
社長の南部さん曰く、「シンプル&クオリティ~五感に触れる上質空間 」というデザイン
コンセプトのもとにコーディネートされたそうで、素材から家具、置いてある美術品の一品に
至るまで、とにかく細かい気遣いがなされていてスバラシ~!
立地条件の良さももちろんあでしょうが、これならすぐに売れてしまうだろうと思いました。
ちなみにフォワードスタイルさんのURLはこちらとなります。
http://www.forward-style.co.jp/
今回飾っていただいた作品は、篆書(てんしょ)という中国の古い書体で書いたものです。
作品とする文字についてはフォワードスタイルさんとご相談させていただきながら決めたもので、
今回のマンションルームのコンセプトともなっています。
書体は見るからに動きのあるダイナミックな書ではなく、あえて静中に動を求めました。
このような場に書の作品を飾る場合、書だけが主張しすぎてもダメ。
まわりのコーディネートと調和しつつ、日常生活の中で秘めやかにその存在感を
示すものでなくてはなりません。そこが難しくもまた楽しいところ。
これからもさまざまな場で「書のある風景」を演出する仕事に関わっていけたらと
願っています。
書芸家 平野壮弦/ SOGEN
WEB:http://www.hiranosogen.com/
twitter:https://twitter.com/hiranosogen
facebook:http://www.facebook.com/HiranoSogen