書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 ある日の岡本太郎 (2005.6.24 投稿 021)

 

 

20歳のとき、長岡市の教職員の集いで岡本太郎の講演を聴き、衝撃を受けた。

聴衆は、市内の幼稚園・小・中・高校までの教職員、約1000人。
まず壇上に上がった岡本太郎が開口一番に発した言葉に驚いた。

 

「私はなんにも考えてきていないんで、何か聞きたいことがあったら
聞いてください。」

 

一同、唖然として沈黙・・・

うーん、講演に呼ばれて来ていながら、そんなのありなのかよ・・・

みんなそう思ったに違いない。

 

しばらくして幼稚園の先生が手をあげて、

「岡本先生は、遊びというものをどう考えておられますか?」と尋ねた。
すると太郎は両手を拡げて「じ・・・人生すべて遊びです。」

それから延々と話が繋がって、その内容がまた傑作。
「新幹線に乗ってきたばかりで、いまちょっと疲れてますが、だんだん

調子がでてきますから・・・」と前置きしていた通り、話はどんどんと

エスカレートし、いつしか佳境に入り、聴衆は皆いつのまにか太郎の話に
惹き込まれていった。

答え終わると「じゃあ、次の質問ある方どうぞ・・・。」といった具合に
質問を受けてはそれに答えるという形で講演は進められた。

オイラも思いきって質問したよ! その内容はまたの機会に。

 

会場は太郎の発する独特のオーラに覆い尽くされ、いつしか感動の渦が
1000人の聴衆を呑み込んでいた。

当時はカリスマなんて言葉をあまり耳にすることのない時代だったけど、
いま思えば、岡本太郎こそ、まさにカリスマだった。

 

太郎は「ここを行ったら安全だと始めから分かっている道と、ここを行ったら、

もしかしたら命を落とすことになるかもしれないという危険な道とがあったなら、

自分は迷わず危険な道のほうを選ぶ。」と言っている。

一般的な考え方からしたら逆説的だが、この言葉には深い共感を覚える。

他人が引いてくれた 安全な路線を歩くよりも、不安や身の危険があったとしても、

自分が湧き立つ ことのできる自分自身の道を切り拓いて進むほうが、

人間本来の生命は 光り輝くのだということ。

その精神は、いまも自分の中に生きている。

 

 

 

以下に岡本太郎の言葉を掲載する。

 

 

「素朴に、無邪気に、
幼児のような眼をみはらなければ、
世界はふくらまない。」

 

 

「イマジネーションによって、宇宙と遊ぶのだ。」

 

 

「全生命が瞬間的にひらききることが爆発なのだ。」

 

 

「絵がすばらしいんじゃない。感動する自分がすばらしいんだ。」

 

 

「どうして芸術なんかやるのか。
創らなければ、

世界はあまりにも退屈だから
作るのだ。」

 

 

「詩は自然の彩りを変える。
惰性的な空気の死毒に

おかされないためにも、
人間は
創造しなければならない。」

 

 

「ときどき、声を出して笑う。

面白いねぇ、実に。オレの人生は。
だって、道がないんだ。
眼の前にはいつも、なんにもない。
ただ前に向かって

心身をぶつけて挑む、
瞬間、瞬間があるだけ。」

 

 

 

 

書道家/書家 平野壮弦/ SOGEN

 

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書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 綱島礼子さん特別講義 / 6月SOGEN書芸塾ARC (2005.6.18 投稿 020)

ARC 綱島礼子さん 2005.6.18

綱島礼子さんによる実演

 

 

6月18日(土)

 

SOGEN書芸塾ARC
墨のアーティスト・綱島礼子さんをお招きして。

 

メンバーのみんなには、先月に引き続き墨と硯を持参してもらい、
自分で磨った墨で書いてもらいました。

うーん、墨液がどんなに進歩しても、やっぱり磨った墨にはかなわない。
みーんなエエ色出してたなあ・・・!

綱島さんの実演も見れたのもよかった。
なんせ綱島さん、書いてるとこを一度も人に見せたことがないって

言ってたから・・・。うーん、鶴のハタ織りかい!
しかーし、今回はARCのメンバーのために、そのハタ織り場面を

ちょびっとな、垣間見せてくださったわけです。
もう一生見れないかもな。
メンバーのみんな、よかったにゃ!

 

綱島作品は墨のニジミの偶然にまかせる部分が多く、まかせ過ぎだと
言う人もいるが、オイラなんかからすれば、それこそ100パーセント

まかせて子どもが書くみたいな書が書けたらいいと思ってる。
岡本太郎が晩年、やっと自分の描くものが子どもの描くものに

近づいてきたって言ってたそうだが、子どもには戻れないけれど、
童心をもって作品を書けたら素晴らしいと思うね。

 

でー、飲み会も前月に続き、出席者20名で盛り上がりました~!

うーん、しかーし、ウチの教室は女性メンバーはみんな美人ぞろいなので、
女性の講師にはちょっと違った意味で気を使うにゃ・・・

もちろん、綱島さんはそんたらこと気にする玉じゃないからええんやけんど、
なーんかそういう意味では男の講師のほうが正直気が楽だにゃ。

まあしかし、2次会まで大盛況でよかった、よかった。
綱島さん、ほんとうに素晴らしいご講義と実演、ありがとーございました。
一同感激でした・・・。
それから今回初参加でしたが、新潟県加茂市からわざわざ泊りがけで
ARCに参加してくれたTさん、飲み会まで最後まで付き合ってくれてありがとう。
新潟から毎回参加してくれるなんて、うれしいかぎりです・・・これからもよろしくです。

 

 

で・・・来月のARCは、いよいよ世界のイラストレーター・茂本ヒデキチ

さんの登場だよ~ん。今日電話あって、連休でどーのこーの言ってたから、
みーんな楽しみに待ってるんだから、ぜって~来いって言っておいた・・・
いえ、お願いしておきましたから。

茂さん、メチャ男前! 女性陣のみなさん、浮気しないでねー^^

 

 

 

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書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 愛・地球博へ (2005.6.15 投稿 019)

 

 

IMR 2005.6.15

 

6月12日(日)

 

名古屋の「愛・地球博」へ。
IMRのロゴをコラボデザインした、モルトグラフィックスの丸山さん御夫妻と、
音響設計会社の取締役Oさんとともに。

着いたのがお昼だったので、駅近辺の『弁慶』という店で、さっそく 「櫃まぶし」を食らふ。
美味い!
その後、リニアモーターカーで万博会場まで。

 

ロボット博の展示場で、IHIの新型ロボットIMRのデモンストレーションを見学。
う~ん、なにか運動会で我が子を見守るような思い。

こけるなよ・・・階段じょうずにのぼれよ!ってな感じ。

デモはスタッフの協力のもと大成功。よかったぁ~。(写真参照)

うーん、ひいき目じゃないけど、IMR、数あるロボットの中でも
一番存在感があって光ってたなぁ。

やっぱり自分がロゴ書かせてもらったせいか、愛着もひときわって感じ。
よくがんばったね! アイちゃん。

19日までもうひとがんばり、たのんだよ~。。。

 

その後、時間があったので外国のパビリオンを少しだけ見学し、栄のワシントンホテルへ。
夜は丸山さんがネットで調べてくれた『八十八商店』で飲む。

ここが最高にうまかった! 何を頼んでもうまい!
飲んで食べて5000円のコストパフォーマンスには脱帽。

その後、IHIのスタッフの人たちと合流。
1時間ほど飲んだあと、深夜1時半くらいにホテルにもどり就寝。

 

 

6月13日(月)

 

ふたたび万博会場へ。
外国のパビリオンを中心に見学。
人気のパビリオンとなると60分~90分待ちはザラ。

でもオイラはとにかく並ぶのが大嫌い。
だから直ぐに入って見れるところしか回らなかった。

なかでも印象に残ったのはチェコのパビリオン。
自然の木や石を使って創ったさまざまな楽器が展示されてて

自由に弾いていいってもの。これは楽しかった。
それから、覗き込んで手をふると上下左右に自分が何百人も映って

手を振り返してくるっていう、鏡を使った不思議空間・・・
これもまたスゴかった。

 

全体的な印象としては、やはりアジアや中東諸国のどちらかというと
素朴な展示内容に対して、欧米先進諸国の最先端のテクノロジーを

駆使した斬新な展示手法が目を引いた。
もちろん、すべて見たわけではないので、一概に言えることではないのだが。

いちおう万博に出展するってことは、その国の国力が問われることに

なるわけで、各国とも自国のオリジナリティーを発揮しようと
がんばっている様子がうかがえて、興味深くもまた楽しい見学となった。

残念だったのは人気のパビリオンを一つも見ていないこと。
とにかく長蛇の列で、そういうところを見ようと思ったら

一日でいくつも見ることができない感じ。
万博を丸ごと楽しむには10日くらいは必要だと思った。

夜はまた丸山さんが探してくれた手羽先の旨い店で一杯。
その後、IMRのロゴを依頼してくださった、大手広告代理店のSさんと合流し飲む。

深夜2時ホテルにもどり就寝。

 

 

6月14日(火)

 

『以者昇(いばしょう)』という櫃まぶしの老舗でランチ。

ここは美味すぎた。

名古屋城を見学。思った以上の見ごたえ。
天守閣に飾られていた金鯱が、いまイベントのため下におろされて
展示されているのを見学。雌雄2匹の金鯱の絢爛たる姿に感動。
イベント後にはまた天守閣に戻される。次回下におろされるのは何十年後

になるかわからないそうだから、貴重なものを見ることができてよかった。

その後、徳川博物館を見学。

千代姫の嫁入り道具が展示されていたのだが・・・純金グッズの
オンパレードにビックリ!

2才で嫁入りしたっていうんだから・・・政略結婚なんてもんじゃないね。

 

名古屋の旅の飲み納めってことで、またもや丸山さんが見つけてくれた

『大甚(だいじん)』という旨くてしかも激安の居酒屋で軽く一杯・・・
のつもりが、ついつい盛り上がり、気がついたら夜の9時。

新幹線になんとか間に合って、東京に着いたのは深夜だった。

仕事がらみではあったが、丸山さんのお陰で、半分は食道楽の旅。

めったに味わうことのできない美食を口にすることができた。

Sさん、丸山さんのお蔭で、IHIのロボットのロゴを書くという形で

万博に参加させてもらうことができ、楽しい旅をさせてもらえたことに心から感謝!

人混みは大嫌いだけど、今度こんな機会があったら、もっと日をとって、
ゆっくり見て回れたならいいなと思った。

 

 

 

『書による商品制作、共同開発のご提案』

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書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 綱島礼子の世界 (2005.6.10 投稿 018)

 
 
綱島礼子 2005.6.10

6月10日(金)

 

綱島礼子さんと品川にて打ち合わせ。

綱島さんは、その作品・人柄とも敬愛している
数少ない墨のアーティストの一人。
お会いするのは2度目。

これからの書というものについて、いろいろと

語り合ったのだが、 互いに共感しあうところも多く、

有意義な懇談となった。

 

意志をもって成すというよりも、自我を極力排除し、

宇宙意識と コンタクトする中から自然と生まれ

出てくるもので 勝負しようとするところは同じ。

綱島さんの作品は現在海外でも高い評価を受けつつあり、

嬉しいかぎり。

6月18日~7月9日まで、綱島さんの個展が人形町のギャ

ラリー北井で開催されますんで、ぜひ見てくださいね~。

(DM写真参照)

 

で・・・その綱島さんに、来週のSOGEN書芸塾ARCに

特別講師としておいでいただく予定。必見です!

これを逃したら本当にもったいないと思います。
皆さん、ぜひご参加ください!

 

 

 

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書道家/書家SOGEN blogバックナンバ〜 ロボットに書!「IMR」 (2005.6.4 投稿 017)

 

IMR 2005.6.4
IHIの脚車輪型移動ロボット「IMR」のロゴが

決まりました。

ロゴデザインは、モルトグラフィックスの

丸山弘雄さん。

世界初、ロボットに書、です。

 

 

IMRの特技は階段のぼり。
階段を懸命にのぼる姿がなんとも
かわいいロボちゃんです。

 

愛・地球博に6.9~19登場!
そのほかユニークなロボットたちが勢ぞろい。
デモンストレーションも行われます。
ロボット好きな方、必見です。

 

 

 

 

 

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